ソニーの「wena」はまだ生きている? augment AIへの商標・ドメイン移管に、謎のサイト
ソニーは2026年3月2日、スマートウォッチブランド「wena」に関する商標およびドメインを、augment AIへ譲渡したと発表した。augment AIが今後、wena商標およびwena.jpドメインを使用して展開する商品・サービス、事業活動、内容、品質、運営について、ソニーは責任を負わないとしている。
ソニーは2026年3月2日、スマートウォッチブランド「wena」に関する商標およびドメインを、augment AIへ譲渡したと発表した。augment AIが今後、wena商標およびwena.jpドメインを使用して展開する商品・サービス、事業活動、内容、品質、運営について、ソニーは責任を負わないとしている。
3月4日現在、同ドメインへアクセスすると「anew」という文字と「71306202」という数字が表示される。これらを右から読むと、それぞれ「wena」「20260317(2026年3月17日)」となる。サイト上にはアップデート情報をLINEやメールで受け取れるとの記述もあり、同日に何らかの発表が行われる可能性が高そうだ。
2026年2月28日には、2020年から展開してきたwena 3の全サービスを終了した。サービスの終了に伴い、ソニーはwena 3における交通系ICカードである「Suica」機能の提供を停止した。また、故障時の修理受付や専用アプリのサポートも同日で終了。旧モデル向けのサインイン機能は、2024年6月に終了済みだ。
ソニーのwenaとは? 腕時計としての文化や伝統を大切にしつつ、テクノロジーを自然に身に着ける
ソニーの「wena」は、”wear electronics naturally”の名の通り、腕時計としての文化や伝統を大切にしながら、テクノロジーを自然に身に着けることを目指して誕生した。
wenaシリーズは、バンド部分にスマートウォッチの機能を凝縮し、好みのヘッドを組み合わせる独創的なコンセプトで2016年に登場した。腕時計の文化に触れつつ手元の腕時計のデジタル化を図るハイブリッドウォッチとして、ソニーは既存の市場で独自性かつ特異星を備えた製品をこれまで展開してきた。
2016年に登場した第一世代「wena wrist」は、世界で初めてバンド部分にスマートウォッチ機能を内蔵したハイブリッド型として注目を集めた。アナログ時計の美しさを損なわないよう、高級時計にも使われるステンレス素材を採用。2017年には、本革に専用FeliCaモジュールを組み込み、充電不要で電子マネーが使える「wena wrist leather」も登場し、選択肢を広げた。
続く第2世代(2017~18年)では、機能性と装着感が大幅に向上。質感にこだわった「wena wrist pro」は、有機ELディスプレイの搭載により通知機能を強化しつつ、従来比で約25%の小型化を実現。一方、スポーティな「wena wrist active」はGPSや心拍センサーを備え、ヘッドを外してスマートバンドとしても使える独自の進化を遂げた。
そして2020年、第3世代の「wena 3」でさらなる飛躍を果たす。機能をバックル部分に集約することで、最薄部6.9mmというスリムなフォルムを実現。待望のSuicaやAmazon Alexaにも対応した。ソニーは、セイコーやシチズンといった時計メーカーとも協業してきた。
wenaはまだ生きている?
その後の展開が途絶え、完全に終了したと目されていたwena。しかし、謎のサイトや通知登録の存在は、同ブランドが「まだ息をしている」ことを強く予感させる。
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