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夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も(1/2 ページ)

夏の定番アイテムとして急増している「ペルチェ素子」搭載の冷却グッズ。電気を流すだけで片面が冷え、もう片面が発熱するという不思議な性質を持つ技術だ。

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 夏の暑さが厳しすぎる。外に出るのがつらい。そうした環境下で身を守るため、人の熱中症対策やスマートフォン/PCの熱暴走を防ぐ商品が、店頭やECサイトで数多く見掛けられるようになった。

 ファンで送風するタイプや保冷剤を用いるものなど選択肢は多種多様だが、ここ数年で急速に存在感を高めているのが「ペルチェ素子」を搭載したアイテムだ。

 人気のハンディファンやネッククーラー、スマホ用冷却グッズを探すと、最近は決まって“ペルチェ”という言葉を目にする。キンキンに冷えた金属プレートが肌や端末に直接触れることで、単なる送風とは一線を画す冷却力を発揮するという。高い冷却性能は魅力的だが、そもそもペルチェ素子とはどのような仕組みなのだろうか。

ペルチェ素子の仕組みと原理

 ペルチェ素子(Peltier device)とは、異なる2種類の金属や半導体を接合して電流を流すことで、一方の接合部で吸熱(冷却)、他方で発熱が生じる「ペルチェ効果」を利用した電子部品(半導体素子)だ。この現象は1834年、フランスの物理学者ジャン=シャルル・ペルチェによって発見された。

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ペルチェ素子のイメージ(Wikipediaより引用(パブリックドメイン)

 分かりやすく言えば、電気の力で熱を一方から他方へ移動させる「熱のポンプ」のような役割を果たす。電流の向きを反転させれば、冷却面と加熱面を瞬時に切り替えることも可能だ。フロンガスなどの冷媒を用いるコンプレッサー式と異なり、可動部がなく動作音も発生しないため、小型化や静音化が容易という大きな強みを持つ。

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