メルカリと楽天ラクマ、ハッピーセット「ちいかわ」を出品禁止に 繰り返し出品でアカウント制限も
メルカリと楽天ラクマは、マクドナルドが販売するハッピーセット「ちいかわ」の付録を出品禁止にする。販売開始直後のトラブルや誹謗(ひぼう)中傷を防ぎ、取引環境の安心と安全を維持することが目的だ。2026年5月15日から一定期間、出品の削除やアカウント制限などの厳格な対処を実施する。
メルカリは、マクドナルドが2026年5月15日から販売を開始するハッピーセット「ちいかわ」の玩具付録について、同日から一定期間の出品を禁止すると発表した。対象となるのは、5月15日と29日から順次発売される新作の付録だ。過去に販売された同様の付録は含まれないが、新作については店舗での販売期間を踏まえ、少なくとも6月14日までは一律で出品禁止の措置を講じる。
今回の決定は、2025年10月に策定したマーケットプレイス内の安心および安全を維持するための新方針に基づいている。販売開始直後に取引が急増することで、トラブルの発生や利用者への誹謗(ひぼう)中傷が懸念されるため。
ハッピーセットを巡っては、2025年に、ハッピーセットに付いている「ポケモンカード」の転売が問題となった。同年には「Nintendo Switch 2」の高額な転売や中身のない不正出品なども横行した。こうした、マーケットプレースの安心・安全が著しく損なわれる商品に対して、出品禁止を含む対応を取れるよう新方針の策定に至った。なお、新方針策定後に特定商品の出品を禁止するのは、今回のハッピーセットが初となる。
出品禁止期間中、メルカリおよびメルカリShopsでは、AIを活用した検知システムと目視による監視を並行して実施する。該当する商品の出品を確認した場合は即座に削除対応を行い、当該商品の出品を繰り返し行うアカウントには利用制限を行う。
楽天ラクマも、5月15日と5月29日から販売されるハッピーセットのちいかわ玩具の出品を禁止する。機関は6月14日までを目安としているが、安心・安全な取引が確保できる環境を提供するため、状況に合わせて変更される可能性はある。
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