SMBC・富士通・ソフトバンクが健康/医療分野で業務提携 新たなヘルスケアアプリを提供、5兆円規模の効果目指す
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、富士通、ソフトバンクは、健康/医療分野での業務提携に関する基本合意書を締結。持続可能な医療の実現に向けて国産ヘルスケア基盤の構築などを行う。
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、富士通、ソフトバンクは、5月18日に健康/医療分野での業務提携に関する基本合意書を締結した。
本提携では本人同意に基づき、医療情報システム内で管理される医療データを安全かつ適切に管理/利活用するためのデータプラットフォームを整備。個人が管理する健康データを掛け合わせ、個々人に寄り添う健康パートナーとなるAIエージェントも作り出す。
さらに「全国医療情報プラットフォーム」や「マイナポータル」などの公的基盤との連携可能性も視野に入れ、国の医療DX政策との整合性を踏まえた拡張性のある枠組みを目指していく。
データプラットフォームとユーザーアプリは国産ヘルスケア基盤として国内データセンター上に構築し、日常的な健康管理から受診、継続的な治療、治療後のフォローアップを支える仕組みを実現。検査や投薬の重複、通院中断後の重症化、予防可能な疾患やフレイル(心身活力の低下)の進行などに起因する支出の抑制に資する新たな事業を創出し、将来的には医療提供の効率化を後押しして5兆円規模の費用の抑制に寄与するという。
SMBCグループは、3月にソフトバンクとの提携に基づく「Oliveヘルスケア」の提供を開始。これを更に普及/発展させると共に、医療機関での後払いサービスの普及なども行っていく。
富士通はデータプラットフォームの構築/管理、医療機関向けAIの構築、医療データを用いた革新的な創薬研究などに必要な次世代計算資源/基盤の開発などを主導。医療特化型LLMや、社会課題を起点とする事業モデル「Uvance」の医療データ利活用基盤「Healthy Living Platform」で培った安全かつ信頼性の高いデータガバナンス基盤技術、セキュリティーとデータ主権を保証するソブリンクラウドの知見を生かすとしている。
ソフトバンクは「PayPay」「LINE」「Yahoo! JAPAN」などの利用者基盤と、ヘルスケア領域の健康増進支援に関する知見を生かし、ソブリンクラウドや国産LLMを活用した国内完結型のユーザーアプリの開発/提供を主導。ヘルスケア事業者や自治体などと連携し、多様なサービスを1つのアプリで利用できる環境の提供を目指す。今後は3社の顧客接点などを活用して、国産ヘルスケア基盤の利用を6000万人規模へ拡大する他、4000の医療機関への導入を目指していく。
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