ahamoが8月1日からキャンペーンで30GBから40GBに増量――突然の「おためし」は料金改定の布石なのか:石川温のスマホ業界新聞
NTTドコモが「ahamo」のデータ容量を10GB増やすキャンペーンを開始した……のだが、ニュースリリースを出さずに「お知らせ」で発表するなど、ひっそりとやっていることが気になる。
NTTドコモが2026年8月1日より「データ増量おためしキャンペーン」を開始した。
ahamoはこれまで30GBだったが、10GB追加され40GBが利用可能だ。料金は据え置きで2970円(税込)のままだ。
ドコモ miniに関しても、4GBが6GB(2750円)、10GBが12GB(3850円)となる。
注目なのが、NTTドコモがこのキャンペーンをひっそりと発表している点だ。
この記事について
この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2026年8月1日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。
発表されたのは7月29日、実施日の3日前だ。しかも、プレスリリースではなく、NTTドコモからの「おしらせ」で公開されている。
まさに「おためし」的なキャンペーンの割には終了日などの記載はない。ただ、「キャンペーン対象となるお客様には、別途、本キャンペーンによるご利用状況や体感の変化についてお聞かせいただくアンケートを実施予定」とある。
その「キャンペーン対象となるお客様」なのだが、特に申し込みの必要はなく、自動的にデータ増量が適用される。自分も、8月1日にアプリを確認したら、勝手に40GBになっていた。
前回の決算会見では、ahamoも含め、値上げを視野に入れた料金プランの改定を検討していると匂わせていた。しかし、今回のデータ増量は値上げとは逆の方向と言える。
ただ、「40GBになって快適になったのなら、追加でいくら出せるのか」という探りを入れるアンケートが実施される可能性もありそうだ。
一方で、SNS上では「データ増量されても、データを消費できるネットワーク品質でなければ意味がない」という辛辣なコメントもいくつか寄せられていた。
NTTドコモとしては、UQモバイルやワイモバイルが35GBプランを強化してきたこともあって、対抗策を打ってきたと捉えることもできる。35GBと比較して負けないよう、40GBに上げてきたというのであれば、納得がいく。
とはいえ、スマホ業界的には「3度目のahamoショック」として捉えるかどうか、悩ましい判断が求められる。
ahamoが40GBにしてきた以上、他社も40GBに追随せざるを得なくなってくる。
しかし、ahamoは今回、「おためしキャンペーン」という建て付けとなっており、ヘタをすると、突然、終了してしまう可能性もゼロではない。
NTTドコモとしては「お試しキャンペーン」で競争力を上げて他社から顧客を取りに来ているのか、それとも将来的なプラン変更を視野に入れているのか。8月6日の決算会見で、NTTドコモの戦略が明らかになりそうだ。
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