まとめ

「iPhone Duo」と「Galaxy Z Fold8」のスペックを比較 薄さと機能性、約9万5000円の価格差をどう評価する?(3/3 ページ)

Appleが発表した「iPhone Duo」と「Galaxy Z Fold8」の公表スペックを比較検討する。iPhone Duoはアスペクト比の一貫性とIP68の防塵・防水が特徴だが、価格の高さが課題となる。一方のGalaxy Z Fold8は軽量性とミリ波対応、約9万5000円安い価格面で優位性を持つ。

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通信:Galaxy Z Fold8はミリ波対応だがiPhone Duoは非対応

 通信面で最も分かりやすい差は、5Gミリ波(mmWave)への対応だ。Galaxy Z Fold8は公式スペック表の対応ネットワーク欄に「5G mmWave TDD」があり、バンドはN257(28GHz)と明記されている。スペック上の通信速度はキャリアによって異なり、ドコモが下り最大6.6Gbps、KDDIが下り最大6.7Gbps、ソフトバンクが下り最大5.6Gbps、楽天モバイルが下り最大2.74Gbpsとなる。

 iPhone Duoはミリ波に対応せず、5GはSub6までとなる。これは従来のiPhone日本モデルと同じ扱いになる。

 ただし日本国内ではミリ波が使える場所は少なく、スタジアムや空港、主要な駅、大規模なイベント会場などに限られる。日常的にどれだけ差が出るかは行動範囲次第だ。

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 SIMの仕様も異なる。iPhone DuoはeSIM専用で、物理SIMスロットを持たない。Galaxy Z Fold8はnanoSIMとeSIMのデュアルSIM構成で、デュアルeSIMも選べる。Wi-Fiは両機ともWi-Fi 7に対応する。Bluetoothはどちらも6.0をサポートする。

まとめ:iPhone DuoとGalaxy Z Fold8どちらを選ぶか

 iPhone DuoとGalaxy Z Fold8は、同じ7.6型のインナーディスプレイを持ち、閉じたときの形も似ている。ただ、その中身の作り方は対照的で、iPhone Duoは開いても閉じても表示の形が変わらないことに振り切り、Galaxy Z Fold8は薄さと軽さを重視した。

 iPhone Duoに向いているのは、これまで使ってきたiPhoneの環境をそのまま持ち込みたい人だろう。閉じた状態でも横に広い画面で読み書きしたい人、IP68の耐水性能を重視する人にも合っている。年内に予定されるApple Pencil(USB-C)対応に期待できるなら、その分の価値も乗ってくる。

 一方で、Face IDが使えないこと、ミリ波に対応しないこと、光学望遠を持たないことは気になるポイントだ。特にFace IDに慣れている人ほど、認証まわりの変化は日常的に感じることになるだろう。

 Galaxy Z Fold8を選ぶ理由になるのは、iPhone Duoより53g軽いボディーと、ミリ波や物理SIMへの対応だ。そして、何と言っても同じ256GBで約9万5000円安い価格は大きなアドバンテージになる。この差をアスペクト比の設計とiOSの資産に払えるかどうかが、判断の分かれ目になるだろう。


iPhone DuoとGalaxy Z Fold8のスペック比較
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