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携帯で通話するだけでAIが業務代行、カスハラ判定も アドバンスト・メディアが「AmiVoice Mobile Genie」発表(2/2 ページ)

アドバンスト・メディアが法人携帯の通話をAIで自動解析する新サービスを発表した。通話後に特別な操作をすることなく、要約作成やCRM連携、メール作成などを自動処理する。番号や端末を変更せず、大手キャリアの回線をそのまま活用できるのもメリットだ。

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利用料金の目安は1台あたり6600円から 個別見積もりを想定

 料金体系はクラウド型の月額サブスクリプションで、100台の利用を想定した場合、1台あたり月額6600円(税込み)から。この料金に別途、各通信キャリアの通話録音サービス費用や初期費用が必要になる。例えばauの場合、初期費用として3300円、月額500円/台などが発生する。最低契約回線数は100回線、契約期間は6カ月からとなる。

 アドバンスト・メディアによると、現時点では生成AIの使用量に応じた従量課金を行う予定はないが、利用状況に応じてインフラコストなどが変動するため、導入にあたっては生成AIの利用頻度や利用ケース、月間の通話量・録音時間などをヒアリングの上、個別に見積もりを出す想定とのことだ。


Mobile Genieの価格の目安

通話内容のAI分析ツールも提供する予定だ

 さらに、通話内容に応じて必要な処理のみを実行することで、外部LLMのAPI利用(トークン消費)にかかるコストを最適化する仕組みも備える。例えば、同僚との雑談や私用電話と判断した場合は詳細な解析を行わないといった制御が可能だ。

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 導入効果の試算として、100人規模の企業で1人あたり1日10件の通話があり、通話後の入力・事務作業を1件につき5分削減できた場合、年間で約2万時間の削減につながるという。時給3000円換算で年間約6000万円相当のコスト削減効果が見込める計算だ。

通話データを「個人の記憶」から「企業の資産」へ

 アドバンスト・メディアは今後、コンタクトセンター向けの「AmiVoice Communication Suite」や対面窓口向けの「AmiVoice SF-CMS」と基盤を統合し、全チャネルの音声データを一元管理する構想を掲げる。


コールセンターや対面でのコミュニケーション、そして携帯電話の会話データを一元管理する統合ソリューションも視野に入れている

 今後の展開について今宮氏は、対面窓口や訪問営業といったリアルな現場の会話データ化にも意欲を見せた。

 「コールセンター、携帯電話の次は、銀行窓口などの対面コミュニケーション、そしてハードルは高いが訪問営業の会話データ化を視野に入れている。相手側にとっても『言った・言わない』のトラブルを防ぐメリットを提示しながら、企業のあらゆる会話を資産に変える総合コミュニケーション基盤を目指したい」

 外回り社員の日常業務の負担を軽減するだけでなく、営業活動の可視化やコンプライアンス強化、全社的なVOC(顧客の声)分析まで直結させる同ソリューション。携帯電話の通話データを起点とした企業のDX推進において、注目を集めそうだ。

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