MUFG・マネーツリー・Googleが「金融×ウェルネス」で連携 日常データ一元化からAI分析・購買支援まで展開へ
三菱UFJフィナンシャル・グループと三菱UFJ銀行およびマネーツリーは、総合金融サービス「エムット」で「金融×ウェルネス」機能の提供を始めた。MoneytreeとGoogle Health APIの連携により、資産データと健康データを1つのアプリで管理できる。今後はAI分析やインセンティブを導入する方針だ。
三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱UFJ銀行、その連結子会社であるマネーツリーの3社は11月5日、ライフステージ総合金融サービス「エムット」で、「金融×ウェルネス」機能の提供を開始すると発表した。
資産管理サービス「Moneytree」と「Google Health」の連携を通じて、資産管理と健康データの統合的な管理を実現する。本取り組みは、三菱UFJフィナンシャル・グループが5月7日に合意したGoogleとのリテール領域における戦略的提携に基づく具体的な成果であり、「エムット」が従来の金融の枠を超えて人生のあらゆるシーンに寄り添うサービスへと進化することを目指している。
第1段階となる「Phase 1」として11月中旬より、利用者の同意に基づいてGoogle Health APIとの接続を始める。これにより、資産残高や利用明細といった金融データと、歩数、消費カロリー、運動量、睡眠などのウェルネスデータをMoneytreeアプリ上で一括して確認できるようになる。なお、Google Health側がMoneytreeの金融データを取得することはなく、セキュリティやプライバシーにも配慮された仕組みとなっている。従来の金融サービス単体の枠組みを超え、健康や旅行、買い物、学び、住まいといったユーザーの日常全般に寄り添うエコシステムの構築を進める。
今後は段階的な機能拡張を予定する。2027年度上期には第2段階として、AIが金融とウェルネスの両データを横断的に分析し、グラフや指標の生成、一人一人に合わせたレコメンドを提供する「AIインサイト機能」を導入する計画だ。続く2027年度中をめどとした第3段階では、日々の健康行動に応じてエムットポイントや提携先の商品・サービスで使えるクーポンなどを付与するインセンティブ機能を導入し、健康的な行動の無理のない継続を後押しする。
さらに2028年度中をめどとした第4段階では「Agentic Commerce」への展開を構想しており、AIがユーザーに合った商品やサービスを提案し、外部企業との連携を通じて選択から購買までをシームレスに支援することを目指す。
新機能の提供開始に合わせて、共同懸賞企画である「金融×ウェルネス スタート応援キャンペーン『未来に、「できる」をつみたてる』」を2026年11月6日正午より実施する。三菱UFJ銀行とマネーツリーが主催しGoogleが協力する本企画では、条件を満たした応募者の中から抽選で1万人にウェアラブルデバイス「Google Fitbit Air」と有料プラン「Moneytree Grow」1年分のセットを贈呈する。両社は本キャンペーンを通じて、ユーザーの健康行動と資産形成を支援していく。
今回の取り組みに当たり、三菱UFJフィナンシャル・グループの山本忠司執行役専務 リテール・デジタル事業本部長 兼 グループ CDTOは、「自分の今を知ることがより良い未来に向けた最初の一歩であり、金融とウェルネスの両面から一人一人の豊かで健やかな未来を支えていきたい」としている。
Googleのエイミー・マクドノー ストラテジック ヘルス ソリューション担当 マネージングディレクターは、「FitbitデバイスとGoogle Health APIの提供を通じて日常に有意義な価値を提供できる」ことに期待を示した。
マネーツリーのチャップマン・ポール・アシュリー代表取締役も、「お金の理解を支えてきたMoneytreeにウェルネスの視点を加えることで、日々の暮らしをつなぐ新しい気付きや行動体験を創出していきたい」と意気込む。
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