高画質なテレビを手のひらに――「AQUOS PHONE Xx SoftBank 206SH」の“フルセグ”を徹底活用しよう（2/2 ページ）

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フルセグの録画も可能

　206SHはフルセグの録画にも対応している。画面上に表示される操作キーのワンタッチで観ている番組を録画できるほか、「Gガイド番組表」から予約録画もできる。録画時間は64GバイトのmicroSDXCで8時間程度、（メディアファイル保存用の）内蔵メモリ20Gバイトに2時間半程度だ。安定した状態で録画できるので、なるべくアンテナ用変換ケーブルを利用した方がいいだろう。なお、microSDにフルセグの番組を録画するにも、このケーブルを接続しておく必要がある。録画したフルセグの番組は当然ながら非常に高画質で、通勤電車の中など放送波が届かない場所でも観ることができる。

ディスプレイにタップすると、チャンネル切り替えやワンセグ／フルセグの切り替えができる操作キーが出現。赤いボタンを押すと、視聴中の番組を録画できる（写真＝左）。30分、60分、90分など、時間を指定することも可能だ（写真＝中）

録画の終了時も赤いボタンをタップする

「Gガイド番組表」から予約録画もできる

　なお、アンテナ用の変換ケーブルを使わない場合のフルセグ録画は、本体メモリに保存される。ROMは32Gバイト用意されているが、メディア用ファイルを保存できる容量は約20Gバイト。高解像度のフルセグはデータ容量も大きい。大容量のmicroSDXCを用意して保存容量を確保する方が本体メモリを圧迫しなくていいだろう。なお、microSDHCに録画する場合は、空き容量に関わらず録画1回につき最大4Gバイト（約30分）までとなる。また、本体メモリに保存された4Gバイト以上の録画データを外部メモリに移動することはできない。

外出先で鮮明なテレビを“みんなで”楽しめる

映像がきれいなフルセグなら、スマホの画面でも大勢で楽しめる

　206SHなら、本格的なテレビをいつでもどこでも楽しめる。ワンセグもテレビを観られるのは同じだが、楽しみ方は少し変わってくる印象だ。

　ワンセグは解像度が低いため、大画面ではどうしても映像が粗くなる。そのため、スマホでは全画面表示よりクリアな縦画面表示を、1人で観て楽しむことが多いのではないだろうか。また、フレームレートも低いので、スポーツなどの動きが素早い映像は、細かいところまでは表示できない。全体を確認することはできるが、その映像に熱中することはできないだろう。

　一方、フルセグを視聴できる206SHは、映像が精細なので、細かい部分まではっきり見え、サッカーなどのスポーツ番組も選手の背番号や表情、ボールの動きをしっかり追える。画面が大きく、視野角も広めなので、大勢で観ても無理がない。卓上ホルダを使えば臨場感もあり音も鮮明で、まさに5インチのポータブルテレビ。テレビがない外出先で本格的なテレビとして十分使え、映像美が重要な映画を友達と観ても十分楽しめるだろう。

　また、例えばワンセグだと、どうしても見たい試合の経過を、周りの迷惑にならないように1人でこっそり確認する感じだったのが、フルセグになると、みんなを誘って観戦したくなる。スポーツの国際試合などをみんなでワイワイと観て楽しめるだろう。

　ネット上の友達とも、フルセグを視聴しながらSNSで簡単につながれる。206SHは、大画面を生かした2画面表示機能「アナザービュー」を搭載しており、フルセグの映像を見ながら別のアプリもスムーズに操作できる。フルセグ画面上の操作キー「ミニ」アイコンにタッチすると、フルセグの映像が4分の1ほどの大きさになり、その背後にホーム画面が表示され、画面の大きさや表示場所は自由に変更できるので邪魔にならない。ホーム画面は通常どおり操作でき、Twitterアプリをダウンロードしていれば選択して起動可能。フルセグを見ながらツイートをチェックすることができる。テレビを見ながらその番組についてツイートし、ほかの視聴者と楽しさを分かち合うこともできるわけだ。

フルセグ視聴中に「ミニ」アイコンをタップすると、ミニ画面のフルセグが表示された情報でホーム画面に戻るので、好きなアプリを起動すればよい

　もちろんワンセグのように1人で楽しんでも問題ない。ワンセグよりもワンランクアップしたパーソナルテレビとして、活躍するシーンは多そうだ。TVアンテナ入力用Micro USB変換ケーブルが付属しているので、自室にアンテナ端子があれば、例えば娘とのチャンネル争いに負けてしまったお父さんも、206SHのフルセグで好みの番組を観ることができる。自宅の大画面テレビに比べると画面は小さいが、卓上ホルダにセットして充電しながらであれば、バッテリーを気にせず安心して視聴でき、ささやかながらも自分のくつろぎ空間を構築できる。

家族とのチャンネル争いに負けても、自室で高画質なテレビを楽しめるのもフルセグの魅力

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　206SHで観るフルセグは、普通のテレビがただ小さくなっただけといってもいいくらいの高画質かつ高音質。自宅はもちろん、外出先でも放送波をキャッチできれば、かなり快適なテレビ視聴を楽しめる。アンテナ用ケーブルを使って録画した番組はとても高画質なので、録画した番組を好きなときに観る楽しさも増す。持ち運べる本格テレビとして、フル活用してほしい。