使っていくうちに、いつの間にか“上手な”写真が撮れる――新しい「AQUOS」のカメラ荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/4 ページ)

» 2014年05月22日 10時00分 公開
[荻窪圭,PR/ITmedia]
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複雑な構図の撮影も簡単に

 さて、今まではフレーミングアドバイザーを「オート」にして撮ってみた。オートでは基本的な構図について教えてくれるだけだが、それ以外にもたくさんのフレームが用意されている。どう撮ろうか迷ったときや、カチッと決まった構図で撮りたいときに使ってみるべし。

photophoto 人物、料理に加え、フィボナッチ(黄金比を利用したフィボナッチスパイラル)などもある。フィボナッチは数学者の名前だ

 風景を撮るときは、三角形や黄金分割を使ってみるといい。特に真正面からピシッと撮りたいときは役立つのだ。

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 試しに黄金分割を使って、夜の橋を中心から撮ってみた。

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 橋の真ん中にスマホを置いて、黄金分割のラインを参考に構図を決めて撮る。

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 こういう写真ってまっすぐ撮るのが難しいのだけど、そういうときはこの黄金分割が役に立つのだ。ピシッとしたカッコいい夜景になってくれた。これはなかなかよい。暗い場所なのでISO1250まで感度は上がったが、日没後の紺色の青い空や照らされた鉄橋の迫力がよく出ている。

 こんな感じで、フレームをオンにして撮ってみたいろんな写真をどうぞ。

photo 道路が奥へ延びていく感じをきれいに三角形になるよう構え、猫を入れてみた
photo 三分割構図を使って、猫を右に

 上の写真はオートだとちょっと明るかったので、マイナスの補正をかけている。明るさの補正は画面上で指を上(明るくする)か下(暗くする)へスライドさせるだけなので簡単だ。

photophoto 指を上か下へ動かすとスライダーが表示される(写真=左)。わざと露出オーバー気味にして明るく撮ってみた(写真=右)

 SH-04Fは近距離の撮影にも強い。

photo すごく色鮮やかにくっきりと撮れた

 SH-04FはF値1.9の明るいレンズを搭載しているので、近距離で撮ると背景が大きくボケてくれるのである。

photo 時にはちょっと違う構図で撮ってみるのもよし

リアルタイムHDRのメリットとは?

 ではフレーミングアドバイザー以外の機能もみていこう。

 画面の右にカメラと月が合わさったアイコンがある。これは「NightCatch II」だが、デジカメでいう「暗部補正」。影の部分を持ち上げてやることで全体のバランスを整えて撮ってくれる機能。普段はオートでOK。特にコントラストを強めに出したいときはオフにする。

 その下にはHDRアイコンがある。SH-04FはリアルタイムHDR機能を持っている。HDRというのは明るい写真を暗い写真の両方を撮って合成することで、明暗差が大きな構図、特に背景と前景で明るさが違いすぎるとき(逆光など)に有効。HDRをオートにしておくとカメラが自動的に判断して切り替えてくれるし、手動でオンオフすることもできる。

photo HDRも画面上部のアイコンから設定できる

 従来のHDR撮影は、1回の撮影で2回から3回シャッターを切るので動いてる被写体があると、そこでずれてしまうことがあった。その点、SH-04Fは2枚を同時に撮る(おそらく、隣り合う2つの画素で違う露出で撮って合成してる)リアルタイムHDRなので、その心配がいらないのはよいことだ。

 基本的にはこれらはオートにしておけば問題なし。HDRがオートのときはカメラが自動的に判断し、明暗差が一定以上大きいときに自動的にHDR撮影される。リアルタイムHDRなので、撮る側はまったく気にしなくていい。

photo オートでHDR撮影されたときはこのように「HDRで撮影しました」と教えてくれる

 差が分かりやすいところで、手動でHDRオフとオンで撮り比べてみた。

photophoto HDRオフ(写真=左)とオン(写真=右)。オフの写真は背景の空が白飛びしてしまっているが、オンの写真は猫も空もしっかり描写できている

 もうひとつ細かいところで、連写機能も挙げておきたい。SH-04Fはシャッターボタンを長押しすると自動的に連写が始まるようになった。連写モードにしなくても、「あ、ここで連写したい」と思ったら長押しすればいいのだ。再生時は連写画像をまとめてくれるので、枚数が多すぎてあとで困るということもない。

photo 連写画像はまとめられます
photo シャボン玉を連写した中から1枚

 これらが、おまかせオートの中で使えるさまざまな撮影機能だ。

 夜の写真も改善された。先述したNightCatch IIにより、フラッシュを点灯させ、近いものはライトの明るさで、夜景は高感度で撮影して不自然さのない人物+夜景ショットを撮れるのだ。

photo ライトを弱(low)にして撮影。そうすると自然な明るさになる

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