2017年冬モデルの「arrows NX F-01K」で初登場し、先代のF-04Kにも搭載された「Exlider」。電源キーと指紋センサーを一体化し、指の動きで画面のスクロールや拡大もできるようにした便利なデバイスだ。
ただ、従来のExliderは本体の右側に設けられていたため、左手で本体を持つ人は若干操作しづらいという難点があった。F-04Kでは「触れて操作」モードを追加して操作の改善を図ったものの、持ち手による操作感の差はなくせなかった。
持ち手による格差を解消すべく、arrows Be3ではExliderを電源キーから分離。本体背面に移設した。これにより、どちらの手で持っても同等の操作感を実現した。
Exliderは指紋センサーとして端末ロックの解除やドコモサービスと一部アプリにおける生体認証で使えるのはもちろん、画面の上下スクロールや画面の拡大・縮小にも使える。特に、通常は拡大表示できない画面(特に動画)も拡大できるのはありがたい。
……というと「あれ? 以前とそんなに変わっていない?」と思われるかもしれない。しかし、使い込んでみるといくつか変わった点があることに気付く。主なものを列挙すると以下の通り。
特に、画面の横スクロールに対応したことはありがたい。背面に移動したことで、指を左右になぞる操作がしやすくなったために実装されたものと思われる。
Exliderによるスクロール操作や拡大・縮小操作は、プリインストールの「Exlider体験」アプリで練習できる。慣れればWebブラウザの操作はもちろん、電子書籍や写真の閲覧も非常にはかどるので、ぜひ使いこなせるようになってほしい。
arrows Be3は、ケータイ(フィーチャーフォン)からの乗り換えを含むスマホ初心者にも安心な機能をいくつも備えている。
その1つが「シンプルモード」。その名の通り、スマホ初心者にも操作しやすいシンプルな画面に切り替えてくれる。このモードを有効にすると、以下の設定が一括して行われる。
スマホに不慣れな人はホーム画面の操作自体でつまずくことが多い。スマホデビューする家族や知人にarrows Be3を渡す際に、あらかじめシンプルモードに設定して渡せば、不要な混乱を最小限に抑えることができる。
もちろん、操作に慣れてきたらシンプルモードをオフにすることもできる。
特に中高年ユーザーにうれしい機能として「くっきり表示」も備えている。
くっきり表示は、閲覧中の画面のレイアウトを解析し、画面全体の視認性を一時的に高める機能。通知パネルスイッチでこの機能をオンにすると、画面内にアイコンが現れる。これを1回タップすると、くっきり表示が有効となる。もっと見やすくしたい所があれば、その場所をタップしよう。くっきり表示を解除したい場合は、画面内のアイコンをタップすればOKだ。
この機能は、地図アプリの利用中に交差点や建物の名前を一時的に見やすくしたい時など、便利に使えるシーンは多そうだ。
arrows Be3 F-02Lは、3万円台前半の実売価格ながらも機能面でも非常に充実している。この記事では書ききれない、細かいこだわりが随所に詰まっている。
私個人としては、ストラップホールを備えていることに「日本らしさ」を感じた。今でも中高年ユーザーを中心に存在する「ストラップを着けたい」というニーズにしっかり応えているのは、“日本”にこだわる富士通コネクテッドテクノロジーズならではといえる。
スマホの買い換え、あるいはスマホデビューを考えている人はぜひドコモショップなどでarrows Be3に触れてみてほしい。値段以上の実力を体感できるはずだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2019年6月23日