ドコモAOL【どこもえーおーえる】

【国内記事】

2001年6月25日更新

　ドコモAOLは，世界的なISPであるAOL（America Online）のサービスを，日本国内で提供する会社である。以前はAOLジャパンという会社名だったが，NTTドコモが出資し筆頭株主となったことで，社名変更が行われた。ドコモAOLの株主はNTTドコモのほかに，米America Online, Inc.，三井物産，日本経済新聞社となっている。

　AOLは，これまでにインターネット上でのコミュニケーションを図るための「AOLインスタントメッセンジャー」を提供しており，ドコモAOLの誕生によってiモード版「AOLインスタントメッセンジャー」の開発に取り組むことになる。こうしたAOLとiモードが融合したサービスを同社は「FMC」(Fixed Mobile Convergence)と呼んでおり，その第一弾として，iモード上でAOLメールを利用できるAOLiサービスが開始された。

　ISPであるドコモAOLは，もちろんiモードだけの会社ではなく，パソコンの利用者向けに独自の接続ソフト「AOL6.0」を提供している。「AOL6.0」はWindows 95/98/Me/2000に対応したソフトで，ダイヤルアップ環境で利用するもの。通信回線にはアナログ（56Kbps）とISDN，PHSのPIAFS2.0と2.1が利用できる。

　AOL6.0を起動すると，専用ブラウザが現れ，インターネットへの接続はもちろん，会員限定の専用コンテンツを利用することができる。

[江戸川，ITmedia]

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