“データに特化”するDDIポケットポケットのAirH"サービスが,明日スタートする。無線通信でありながら“定額制”を打ち出したDDIポケットの今後に期待。
先週1週間のアクセスランキングトップを飾ったのは,DDIポケットが6月1日からサービスを開始する,PHSを使った定額制データ通信サービス「AirH"」の記事。 6月1日には月額基本料金を5800円に抑えながら,25時間のデータ通信が可能な「ネット25」が始まり,8月には利用時間制限なしの「つなぎ放題コース」も始まる。「つなぎ放題コース」は通信速度32Kbpsながら,7000円で常時接続環境が手に入るのが魅力だ。 都市部では「フレッツ・ISDN」「フレッツ・ADSL」やCATVなどの常時接続環境が整ってきているが,地方部ではまだこうした有線系の常時接続のサービスエリアに含まれていない地域も多い。 また「常時接続を申し込むほど,自宅でPCを利用する時間は長くない」という人にも,「つなぎ放題コース」は魅力的だ。自宅では,デスクトップPCに「PCカードUSBアダプタ」(5月17日の記事参照)などを利用してAirH"端末を接続し,出先ではノートPCやPDAで利用する……,そんな形で常時接続環境を満喫できる。 データに特化するDDIポケットKDDIは5月18日に公開した「新生KDDI経営改革」の中で「DDIポケット事業はノンコア事業とし,2002年3期中に大胆にデータに特化させ,スリム化を図る」としている。契約者の純減が止まらない,ここ数カ月のDDIポケットの状況を見れば,こうした流れも仕方のないことなのかもしれない。 しかし逆にいえば,今回の32KbpsAirH"は“データ特化”への第1歩ともいえる。秋には同様のシステムを利用して,定額制の128Kbpsデータ通信サービスも予定されている(5月21日の記事参照)。 新しくなるDDIポケットとAirH"に期待したい。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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