文字入力機能を重視する携帯ユーザーカタログには明確に載っていないが,携帯ユーザーは文字入力環境の良し悪しに大きな関心を持っている。
先週のアクセスランキングでトップを飾ったのは“携帯電話の文字入力”の記事。「POBox」の仕様が「SO503i」と「C406S」で異なるのは驚きだったが,非常に便利な文字入力手段であることは間違いない。 「C413S」とC406Sに搭載されているPOBoxでもう1つ気になるのは,“EZwebサイト内のフォーム入力時にはPOBoxが動かない”こと。筆者はiモードサイト閲覧時もSO503iを使って快適に文字を入力しているが,EZwebではそうもいかない。 掲示板へのアクセスや,乗換え案内サイトで駅名を打つときにPOBoxが動いてくれないのは少々残念だ。 今後ますます文字変換は重要にともあれ,最近の携帯電話では“いかに快適に文字を入力できるか”は大きな評価ポイントとなる。店頭ではそれを確認できないのに加え,カタログにも詳細は載っていない。 人気機種でも,文字入力に関してはおざなりな状況も見られる。根強い人気を誇るNEC製のドコモ向け端末でも,「N503i」が登場するまで変換候補一覧は表示されず,インラインでの入力もできなかった。 松下通信工業の「P503i」「P503iS」でも,インライン入力,変換ができない上に,かな漢字変換の頻度学習も行われていない(6月9日の記事参照)。頻度学習とは,変換結果の利用頻度によってよく使われる漢字を候補の頭に持ってくる学習のことだ。 たとえば,「き」を「木」に変換して,次に「き」を「貴」に変換する。頻度学習が行われているN503iなどでは,次回の変換候補は「貴」がトップ,次に「木」が並ぶ。使い込むほどに,よく利用する漢字が上位にくるわけだ。 しかしP503iでは,「貴」はトップにくるものの,次の候補は「樹」。単順に前回の変換結果をトップにもってくるだけで,2回前の結果は保存されていない。 「D503i」の“ATOK搭載!”という広告を見ても分かるように,携帯電話でも文字入力環境がユーザーにアピールできる時代になったようだ。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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