モバイルライフを快適にしてくれる条件――音楽とケータイは仲がいいのか悪いのか(4)

お出かけの必需品といえば昔ウォークマン今ケータイ。ネット接続やJavaが脚光を浴びる陰で両者のバッティングを解決する試みが携帯メーカー,音響メーカー両者からなされている。最終回に取り上げるのはMDプレーヤー。そして大胆な提案が?

【国内記事】 2001年7月9日更新

MDプレーヤーの新機能

 前回前々回と,電話側の「音楽再生を取り込む」アプローチを扱ってきたが,今度はオーディオメーカー側の製品に目を向けてみた。お出かけ時の必需品の座を奪われつつあるMDプレーヤー側からの巻き返しの一端を,ソニー製のMZ-E600に見ることができる。

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 このMDプレーヤーは,ソニーのラインナップの中で中級クラスに入る製品だ。長時間再生可能なMDLPへの対応,音質のカスタマイズといった機能を装備したモデルであるが,ここで取り上げたいのは“携帯着信お知らせ機能”である。

 これは本体の周囲にある携帯に電話がかかってくると,再生中の音楽を止め,ヘッドホンから呼び出し音が聞こえてくるいうもの。音楽を聴いていても電話を逃す心配がないというわけだ。詳しい仕組みはアナウンスされていないが,光るアンテナなどと同様に(7月4日の記事参照),携帯の発する電波を感知して動作するのだろう。対応しているのはNTTドコモやJ-フォン,ツーカーなどのPDC方式の携帯のみ。PHSとcdmaOneなどはサポート外となっている。

 まず一番気になるのは,果たしてどの程度離れた携帯に反応するのかということ。鳴らないのはもちろん困るし,敏感すぎて他人の携帯に反応するのも困る。さっそく筆者のドコモ端末(F209i)でテストしてみた。

 まずは床に普通に置いてみる。再生しながら携帯に電話を入れると,音楽が止まり電子音で着信を知らせてくれる。距離を変えて試したところ,約50センチ離れたあたりが境界線のようだ。カバンの中に両方が入っていればまず間違いなく反応する。

 日本人のパーソナルゾーン(見知らぬ人と取る距離)が約75センチといわれているから,他人の携帯に反応してしまう危険は少ない。満員電車などでは反応してしまいそうだが,その場合は携帯のスイッチをオフにしておけばいい。そもそも満員電車では電話がかかってきても取れないし……。

 次にズボンの右前ポケットに携帯,左前ポケットにMZ-E600という組み合わせで試してみたが,うまく作動しなかった。人体が電波を吸収してしまうのだろうか。特に男性の場合こういった持ち歩き方をすることが多いので困る。感度を上げると誤作動との兼ね合いが難しいのだろうか。

 ちょっとがっかりしたのが,電話を取っても呼び出し音が止まらないこと。確かにMD側から電話を取ったかどうか見分ける手段はないのだが,電話を取ったらヘッドホンを外す必要があるのは面倒だ。C404Sのような“ヘッドホン→イヤホンマイクの連携”(6月29日の記事参照)を体験してしまうと不満に感じてしまう。

 逆に感心したのがiモードに反応しない点だ。ブラウジングには全く反応しないし,メールも大抵は沈黙(距離によっては発進時に一瞬反応する場合があった)。音楽を聴きながらiモードを使うというのはよくあるケースなので,これはありがたい。

 試しにPHS(ドコモ製PicwalkSH712m)で同様の実験をしてみたが,10センチ程度まで近づければ動作した。MDに付属のキャリングポーチには脇に電話を入れるポケットが付いている。ここに入れる習慣をつければ,おそらくPHSでも大丈夫だろう。

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