オープン化でEZwebポータルサイトはどうなる?――各社のコメント

EZwebがオープン化され,トップメニューから他社ポータルサイトへ簡単にアクセスできるようになるという。現在ポータルサイト運営に名乗りをあげているのは4社。それぞれ,どういった内容になるのだろうか。

【国内記事】 2001年10月18日更新

 KDDIおよびツーカーはEZwebについて,10月31日からオープン化し,ポータルを開放すると発表した。以前にもこうしたEZwebのオープン化の話はあったが(6月14日の記事参照),今回それが実際に実施されることになる。

 具体的には,「What's New」や「EZインターネット」などが並ぶトップメニューの中に,他社ポータルサイトが複数用意された「オープンサイト」が新設される予定。まず,ニフティ,NEC,ヤフー,ライコスジャパンがそれぞれポータルサイトを立ち上げるという。これにより,通信キャリアが独自の体系でサイトをまとめるのではなく,特定の事業者がそれぞれ思い思いのサイトを集めたポータルサイトをつくれることになる。

 とはいえこうした動きが,ユーザーにとって何をもたらすのかいまひとつ不透明な点も多い。ポータルサイトとは一体,どのようなものになるのだろうか? 今回,ポータルを運営するという4社に,話を聞いた。

ニフティの場合

 ニフティは「mobile@nifty」という名称で10月31日からポータルサイトを提供することを発表している。

 同社はこれまでもEZweb公式サイトとして,@niftyの掲示板サービス「めるぼ」などのコンテンツを提供してきた。サービス開始に合わせてインスタントメッセンジャー「@niftyメッセンジャー」(7月10日の記事参照)やメールマガジンサイト「ぷっちMacky!」などのメニューを新たに追加し,1つのサイトとして立ち上げる予定だ。

 サイト内には@nifty会員の作成したサイトを検索できるサービス「@homepage」も用意されており,ここから勝手サイトなど,さまざまなコンテンツを検索して利用することができる。さらに同サイトはKDDIらが発表した,特定の番号と「EZ」ボタンを押すだけでアクセスできる「カンタンアクセス」機能に対応しているため,容易にWebにアクセスできる環境になっているという。

 「だいぶ前から各キャリア向けにコンテンツは提供していたが,中でもEZwebのユーザーは多かった。(キャリアから)今回の話を受けて,よりコンテンツがトップページに近いところに位置するようになり,需要が広がればいいと考え,ポータルサイトをオープンすることになった」(ニフティ広報)

 ニフティといえば,iアプリ勝手サイトのアプリを販売するなど,独自の課金体系を持っている点も注目される(5月24日の記事参照)。今回のオープン化で,勝手ezplusを販売するような体制がとられるのかどうか,気になるところだ。

 「確かにそうしたことを行う可能性はあるが,様子見の段階。需要が高まれば,課金サービスもしていきたい」(ニフティ広報)

 同社は10月31日のオープン後もコンテンツを追加していくという。「検索サービスをより使いやすいものにするなど,改善点は多いだろう」(ニフティ広報)

NECの場合

 NECは今回のポータルサイト提供について,「まだサービスを提供する予定,というだけで,詳しいことは未定」と語る。

 「うちは3キャリアに対してゲーム・着メロなど公式サイトを多数提供しており,同種の業者の中では公式サイトに関して一歩先を行っている。EZwebに関してこうしたコンテンツを1つにまとめてポータルサイトにするのか,一部ポータルサイトに入れるのか,全く入れないのかはまだ分からない」(NEC広報)

 同サイトには,ほかに勝手サイトなども用意される可能性があるが,詳しいことは未定。ニフティ同様,BIGLOBEでも勝手iアプリの販売を行っているが(6月28日の記事参照),ezplusでこうしたことを行う可能性についても「具体的な話はない」と歯切れが悪い。

 ただし,同社は「今回のオープン化はチャンス」と意欲を見せている。

 「オープン化により,インターネット業界におけるプロバイダ同士の競合が,携帯の世界にも持ち込まれるだろう。現在プロバイダ業界では,月々何千円という料金を払ってくれる会員を増やそうとしているが,通信料が下がっていることで,もうかる構図がなくなりつつある。こうした中で,コンテンツ販売でどう稼ぐかということが大命題になっている」(NEC広報)

 プロバイダにとって,多くのユーザーを対象にコンテンツ販売を行えるのは魅力だろう。自分のポータルにユーザーを囲い込み,その中の各種有料コンテンツから利益をあげるのが,各社の狙いだ。

 NECは「ユーザーへの課金サービスは,積極的にやっていく」と,明言してくれた。

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