Pocket PCでもFOMAが動いた！――6機種をテスト

FOMAデータタイプは，非対応機種では本当に使えないのか？ ZDNet編集部が独自に実験したところ，意外な結果が……。

【国内記事】

2001年10月22日更新

　10月に本サービスが開始された，NTTドコモの次世代携帯電話「FOMA」。中でも下り最大384Kbpsを実現するデータタイプ端末「P2401」は，モバイルユーザーにとって気になる製品だ。対応機種はWindows 98/Me/2000 Professionalとなっており，PDAでは「sigmarionII」など（9月7日の記事参照）一部の機種しか対応が保証されていない。

　しかしこのP2401，非対応のモバイル機器では本当に利用できないのだろうか？ 編集部では独自に実験を行い，P2401が非対応とされている機器に接続可能かどうか試してみた。試したのは全部で6機種。

＊接続先にはすべて「mopera」を利用した。なお，この実験はメーカーの保証外の行為であり，もし同様の行為を試みる場合はあくまで自己責任で行ってほしい。また接続結果はZDNet Mobileが可能な限りのテストを行った結果であるが，安定した動作を保証するものではない。

製品名	動作確認
カシオペア“ラジェンダ”「Be-500」	○
Jornada710	○
iPAQ PocketPC	○
Interlink「MP-AU1」	○
カシオペア「A-60」	ACアダプタ接続時のみ○
ザウルス「MI-TR1」	×

　基本的な接続方法は，新しい接続先として「FOMA」など分かりやすいものを作成。接続方法は「ダイヤルアップ接続」を選択する。モデムには「NTT_DOCOMO_FOMA_P2401_DATA_CARD」を選択し，接続先の電話番号には「*99***1#」と入力した。なおmoperaでは，ユーザー名およびパスワードは空欄でかまわないようになっている。ちなみに今回の実験では，モバイル機器とFOMAカード間の通信速度は可能な限り速く設定した。

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