FOMA SH901iC

携帯がビデオデッキに〜「SH901iC」

 “携帯で録画したテレビ番組が見られる”。とりためたドラマやスポーツの録画。朝のニュース番組から、語学のレッスンビデオまで──。それが携帯で見られれば、通勤時間やちょっとした空き時間が、大きな楽しみに変わるはず……。

 こんなふうに思う人は多いはずだ。実際、これまでもたくさんの携帯電話が、こうした夢を掲げて“動画再生機能”をうたってきた。では、「SH901iC」はどこが違うのか?

 まず1つは“PCがいらない”ということだ。自宅のビデオデッキやDVDレコーダー、HDDレコーダーからAV出力ケーブルでSH901iCをつなぐだけ。外部メモリカードが使えるような特殊な機器は一切必要ない。あとはSH901iCで「録画」を選べば、そのまま番組が撮れてしまう。

 録画方法も、今見ている番組をすばやく録画したり、スケジュール予約機能も搭載。テレビリモコンiアプリと連携すれば「EPG予約録画」さえ可能だ。最大2時間の録画が可能なため、スポーツやドラマなどのスペシャル番組でも大丈夫。

 録画だけでなく、テレビへの出力もできてしまうから、まさに“携帯がビデオデッキに”なるというわけだ。

図1■ビデオデッキとの接続図(後送)
画面1■予約録画の画面(クリックで拡大)

 2つ目の特徴は、液晶テレビ「AQUOS」のASV(Advanced Super V)液晶をモバイル向けに改良した、モバイルASV液晶の搭載だ。鮮やかさの目安となるコントラスト比は、「SH900i」の約2倍となる。視野角は、上下左右160度(JEITA規格準拠:コントラスト比5:1が確保できる角度)を実現している。

画面2■コントラスト比(クリックで拡大)

 カメラとして使う場合はもちろんだが、この液晶が最も威力を発揮するのは動画再生時だ。SH901iCは、横向きに持って全画面で録画した番組を楽しむこともできる。

 さて、お手持ちの携帯を横向きにして画面を見てみよう。ちょっと角度を変えるだけで、色が薄くなったり濃くなったりしないだろうか。モバイルASV液晶搭載のSH901iCならば、こんな心配は無用。画質に定評のあるAQUOSで培った技術が、携帯にもしっかりと生かされている。


FOMA SH901iC