カシオ計算機と日立製作所は2月3日、携帯電話の開発・販売を目的とした合弁会社の概要を発表した。新会社の名称は「カシオ日立モバイルコミュニケーションズ」で、4月1日付けで会社分割方式で設立される。
資本金は30億円で、カシオが51.0%、日立が49.0%を出資する。代表取締役社長にカシオの大石健樹・執行役員通信事業部長、代表取締役副社長に日立の川村孝太郎・ユビキタスプラットフォームグループモバイル端末事業部長が就任する。社員はカシオから190人、日立から160人が出向する予定。
両社は携帯電話関連部門を新会社に移管し、新会社は製品を両社に販売する形を取る。カシオの高密度実装技術、画像技術などと日立の高速データ通信技術、システム設計技術などを融合、特にCDMA端末の海外販売拡大にリソースを結集する。
関連記事
- auブランドでシェアNO.1を〜カシオと日立、端末を共同開発
多機能化が著しく、市場投入ペースも加速する一方の携帯電話市場。カシオと日立は携帯電話開発の効率化を目的に合弁会社を設立。共同でプラットフォーム開発を行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.