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Hutchison 3G香港、日本のローミング先はボーダフォン
Hutchison 3G香港は、4月19日から日本国内にてボーダフォンとのW-CDMAローミングを開始した。伸び悩む香港での加入者増を目指す。
香港でW-CDMAサービスを提供中のHutchison 3G香港(ハチソン3G:3HK)は4月19日、日本でのW-CDMAローミングを開始した。日本のローミング先はボーダフォンのW-CDMA回線。利用可能なサービスは音声通話とSMS、パケットデータ通信で、テレビ電話及びコンテンツサービスの利用はできない。ローミング料金は以下のとおり。
ローミング種類 | 料金 | |
---|---|---|
着信料 | HK$5.78/分 | 約81円 |
日本国内発信 | HK$3.88/分 | 約54円 |
香港発信(ピーク) | HK$12.67/分 | 約177円 |
香港発信(オフピーク) | HK$7.00/分 | 約98円 |
SMS発信 | HK$2.24/通 | 約31円 |
SMS受信 | 無料 | - |
パケットデータ通信 | HK$0.15/Kバイト | 約2円 |
パケット課金単位 | 1Kバイト | - |
Hutchison 3G UKにはドコモが出資している関係から(2003年4月23日の記事参照)、ハチソン3G各社がW-CDMA日本ローミングサービスを提供する際には、ドコモのFOMA回線を利用すると見られていた。事実、3HKのU-SIMのPrefered Network(ローミング先優先選択ネットワークオペレーター)には「JP DoCoMo」の名前が入っている。
しかし現時点でFOMAのW-CDMAネットワークは海外で採用されている規格より前のものであるため、3HKの端末はFOMA回線で使用できない。そのため、同一のW-CDMA規格を採用しているボーダフォンと日本ローミングを先行した模様だ。
またこの4月から、香港特別行政区(SAR)のパスポート保持者は日本への90日以内の短期滞在時はビザ免除となり、渡航者の増加が期待される。3HKは契約者数が伸び悩んでおり、日本でそのまま使えることをアピールして顧客獲得に結び付けたい考えだ。
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