検索も容易に〜着うたフルはこんなサービス
「着うたフル」が従来のサービスと異なる点は、なんといっても「曲の長さ」だが、ほかにも新機能が追加されている。簡単にまとめてみよう。
既報のとおり、KDDIは11月から1曲まるごとダウンロード可能な「着うたフル」を開始すると発表した。従来のサービスと異なる点は、なんといっても「曲の長さ」だが、ほかにも新機能が追加されている。簡単にまとめてみよう。
まず目につくのは、楽曲検索の方法だ。従来、ユーザーは好きなアーティストの着うたをダウンロードしようにも“個々の着うたサイト内”でしか検索をかけられなかった。
着うたフルの開始にあたりKDDIは、新しく音楽ポータルサイト「EZ Music!」を設置する。ユーザーはここでアーティスト名を入力し、表示された楽曲リストを選択するだけで楽曲をダウンロードできる。
同ポータルから楽曲を検索し、該当する曲のCDをオンライン購入することも可能。「auRecords」と呼ばれるサービスで、オープン当初には9万点がラインアップされる。決済は「まとめてau支払い」が利用可能だ。
楽曲を再生中には、「ジャケット写真」に相当する画像が表示される。このジャケット写真は、データフォルダ内でサムネイル表示した場合にも現れる。ほかにも「歌詞カード」「写真」表示機能を備え、URLリンクによって関連サイトにジャンプすることも可能だ。
着うたフルは、特定のパートを切り出して「着うた」として着信音にも設定できる。この場合は、あらかじめコンテンツプロバイダが指定した位置を着うた用に抜き出すかたちになる。具体的には、「1.イントロ(00:00〜00:45)」「2.1番サビ(01:10〜01:50)」「3.2番サビ(03:10〜03:55)」などの中から選択することになるようだ。
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