ニュース
総務省「1.7GHz帯は全国で15MHz×2を割当可能」
総務省は1.7GHz帯で、全国で15MHz幅×2を割り当てられることを明かした。東名阪地域では、20MHz×2を割当可能。
総務省は1月11日、1.7GHz帯の周波数割当で全国で15MHz幅×2を割り当てられることを明かした。東名阪地域では、20MHz幅×2を割当可能となる。
ほかの周波数帯移行が順調に進むことなどを前提に、ガードバンド(=干渉を避けるための空いた帯域)がどれだけ必要かなどを検討した結果、2006年4月以降、全国で上り/下りそれぞれ15MHz、計30MHz幅を用意できることが分かった。
「全国で20MHz×2の確保は困難」(総務省)。ただし、東名阪地域に限定すれば、一部を除いて上下20MHz、計40MHz幅を用意できることも分かった。
この30MHz幅と東名阪の40MHz幅は、それぞれ別の帯域。つまり、仮に特定の事業者が東名阪地域で20MHz×2の帯域割当を受けてサービスを開始したとしても、そのサービスを全国展開することはできない。なお、用意された上記の帯域を、何事業者に割り当てるかなどは未定。
関連記事
- 「800MHzで作業班を」ソフトバンク、総務省に要望書
ソフトバンクは1月11日、800MHz帯問題で作業班を設置するよう総務大臣に求める文書を提出した。 - 800M/1700MHzのデュアル携帯は可能か?〜携帯周波数第4回会合
ソフトバンクは、800M/1700MHzのデュアルサービスを考えている。ドコモやKDDIも800M/2000MHzサービスを提供して、足並みを揃えればいいというが……? - 「1.7GHz帯はバイパス」――ソフトバンク、800MHz帯免許を申請
メイン道路は800MHz帯で、1.7/2GHzはバイパスに過ぎない――800MHzと1.7GHzを併用したマルチバンド方式で携帯市場参入を狙うソフトバンクBBは12月6日、800MHz帯免許を申請した。800MHz帯割り当てをめぐって提起していた仮処分申し立ては取り下げる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.