実は“音”をウリにしたい端末〜開発者に聞く「W31K」(3/3 ページ)
W31Kといえば、丸めのきょう体が特徴的な「WIN端末初のフレンドリーデザイン端末」。だが、京セラの開発部隊に言わせると……「本当に“押したい”のは音質」?
W31Kのメニュー画面でこの「メモ/?」ボタンを押すと、そのメニューにどんな機能が割り当てられているか説明してくれる。よく、説明文がポップアップで画面下方に出る端末があるが、これとはまた違ったアプローチだ。
「ポップアップの説明文は、分かっている人にはうっとうしい側面もある。ボタンを押して説明文を別画面で開けば、より長文で説明できるというメリットもある」(三宅氏)
「使い方ナビ」という機能も備えている。「とりあえず着うたを聞きたいんだけど、どうしたらいいか分からない」という初心者向けの機能。使い方ナビで「着うた」と検索すると、関連しそうなトピックが説明文とともに一覧で表示される。どことなく「Windowsヘルプ」機能を連想させる。
「メールの作り方」など、くだけた言い回しにもなるべく対応させていると矢島氏。一覧表示の下部に「この機能を使う」ボタンが表示された場合は、そこをクリックすることでメニュー構成の中のその機能にジャンプできる。
「普及版WIN端末」を
矢島氏は、端末の開発コンセプトを「女性にも普及させるためのWIN端末」だと話す。
「WIN端末はどうしても高機能志向で、アーリーアダプタの男性が買うものというイメージ。しかし“着うたフル”など、一般ユーザーが興味を持つサービスも始まった」。女性ユーザーにも持ってもらえる、“WINに広がりを持たせる”端末が必要だとの判断から開発された。
機能面では「トレンドのものは全部入れた」と三宅氏。着うたフル、着Flash、メガピクセルカメラ、2.4インチ液晶、EZナビウォークも入っている。
その上で、使いやすさにも当然配慮すべき――という発想での「フレンドリーデザイン対応」という。
「使いやすいけど、あの機能がない……では買うときに悩んでしまう。一通り機能を持っていて、かつ使いやすい携帯」(矢島氏)。京セラとしては、人に優しい携帯を開発するのは、ある意味当たり前の部分なのだとした。
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