100万画素クラスのカメラとして十分な仕上がり〜「SH700i」:ケータイカメラ画質研究ラボ(3/3 ページ)
底面のカメラを10度傾けて設置した「10°Slant Camera」が特徴の「SH700i」。バランスの取れたきれいな画質だが、被写体までの距離の取り方には若干の慣れが必要だ。
次は白熱灯下だ。
こちらはもう少し距離を取ったが(70センチくらい)、やはり少々ディティールが弱い写りになってしまった。色は悪くないが、もうちょっと照明の色をしっかり補正してほしかった。
次はロウソク灯下の作例だ。
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オートも夜景も同じシャッタースピードで、写りによる差はほとんどない。ただ夜景モードのほうが、やや暗めに撮って暗いところをうまく沈めて夜景っぽくしている。
ピクチャーライトは7色あるうち、ホワイトとレッドで撮ってみた。
最後はマクロの作例だ。
やはりピントが合う範囲が狭く、きれいに撮るのには苦労する。だが、だいたい20センチくらいと見ておくのがよさそうだ。
動画専用ボタンが登場
SH700iのカメラ機能は、実用的でシンプルなものだが、動画専用ボタンを側面に用意するというユニークさも持っている。
動画機能は、最高で320×240ピクセルの秒間10コマと、なかなかのクオリティ。拡張子が3GPの3GPPに準拠したMPEG-4ビデオとなる。このクオリティで撮れればけっこう楽しめそうだ。
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SH700iはハイエンドFOMAの「SH901iC」(2004年12月の記事参照)に比べると、カメラ機能は非常にライトだ。900i系と700i系の差をうまくカメラの差にも持ってきたといえるだろう。ライトな感覚でカメラを使いたいならSH700iがお勧めだ。SH901iCのオートフォーカス機構付き200万画素CCDに比べるとカメラ性能は劣るが、それは仕方がない。
個人的には、上下が大きくトリミングされた状態で撮影するような仕様はそろそろ改善してほしいと思う。思わぬものが映ってしまい、「あちゃー」と思うこともあるのだ。いちいち全画面モードにしなくても済むようなインタフェースが望ましい。
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