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FOMA 901i/700iは全モデルTIの「OMAP」搭載
全機種が通信用のベースバンドチップに加え、アプリケーションプロセッサを搭載するFOMA。901i/700i全機種がOMAPプロセッサを採用した。
Texas Instruments(TI)は3月29日、NTTドコモのFOMA端末「901iシリーズ」および「700iシリーズ」の全機種に、アプリケーションプロセッサとして同社の「OMAP」が搭載されたと発表した。
FOMA端末は、通信を処理するベースバンドチップと、ソフトウェアの処理を行うアプリケーションプロセッサの両方が搭載されている。OMAPはFOMA端末の登場初期から採用が続いている。
「世界の3G端末メーカー上位7社中、6社がTIのDSPかモデム、あるいは両方を使っている。現行、45種類以上の端末がTIのチップを使っている。特にうれしく思っているのが、日本でFOMA端末のすべてがOMAPプロセッサを使っていることだ。901iシリーズ、700iシリーズの成長に寄与できた」(TIのジル・デルファシー上席副社長)
ドコモとTIは、OMAPを搭載したUMTS(GSMとW-CDMAのデュアルモード)対応のシングルチップ開発で提携もしている(2004年7月13日の記事参照)。
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