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au携帯、“音楽プレーヤー”としての実力は?(5/5 ページ)

「着うたフル」の登場で、音楽機能を強く印象付けたのがauのWIN端末。リッピングした手持ちの音楽CDデータを再生する“音楽プレーヤー”とての実力を検証した。

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エンコードやメモリカード転送時間の違いは?

では音楽CDから音楽を取り込んだり、メモリカードへ転送する時間といった点はどうだろうか。ここでは以下の機材を用いて比較を行ってみた。ドコモ編の時と同じ機材だ。

PC CPU Pentium4/3.0CGHz、メモリ 512Mバイト、OS Windows XP SP2
メモリカードリーダー メモリースティックDuo用:W31S(USB1.1)、SONY MSAC-US30(USB2.0) miniSDメモリカード用:Panasonic BN-SDCGP3(USB2.0)
メモリカード SONY MSG-M128N(128Mバイト メモリースティックDuo)、KINGMAX(512Mバイト、miniSDメモリカード)

 W31Sはメモリカードリーダーとしても利用できるが、USB1.1接続で読み書きが遅いことが明白なので、USB2.0接続の単体メモリカードリーダー利用時の検証も行っている。ソフトはW31Sは「SonicStage V3」、W31SAは「SD-Jukebox V5」を利用した。W21TはiTunesで音楽CDの取り込みやフォーマット変換作業を行い、メモリカードへはエクスプローラでコピーを行っている。

 音楽CDとして用いたのは浜田省吾の「THE HISTRY OF SHOGO HAMADA SINCE 1975」。15曲、75分程集録されている。またこの音楽CDを事前に256KbpsでエンコードしたMP3ファイルも比較用に用いている。ATRAC3は105Kbps、SDオーディオは96Kbps、AACは「W21T」の制限に合わせて40Kbpsでエンコードさせている。

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※1.SD-Jukebox以外は2回の作業の合計

 気になるのは「SD-Jukebox」。HDD上のSDミュージックファイル(暗号化済のAACファイル)の転送にも非常に時間がかかっている。USB1.1接続のW31Sをカードリーダーとして利用した場合とほとんど変わず、HDD上のMP3ファイルからの変換/転送に至っては大きな差を付けられている。「SonicStage」が変換の終ったファイルをバックグランドでメモリカードに書き込むのに対し、「SD-Jukebox」は変換と書き込みを単に連続して行っているためだ。

 W31Sをカードリーダーとして利用した場合、USB2.0接続の単体カードリーダーを利用する場合より遅い。しかしドコモ編のMusic Porterと比較するとかなり頑張っている印象で、HDD上にATRAC3で保存済の75分の楽曲が3分ちょとで転送できる。

 W21TではiTunesからメモリカードにドラッグ&ドロップするだけでいいのだが、これはさすがに速い。40Kbpsなのでファイルサイズも小さいのは事実だが、96KbpsのSDオーディととして保存されているファイルを単にminiSDメモリカードにコピーすると16秒だったので(もちろんこのファイルは再生できない)、「SD-Jukebox」の暗号化にいかに時間がかかっているかがよく分かる。

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