ボーダフォン、他社からの画像付きメールを受信可能に
画像の自動変換機能を強化。ドコモやKDDIからの画像付きメールを変換して表示できるようになるほか、3G端末から旧端末へムービー写メールを送信可能になる。
ボーダフォンは5月25日、メールサービスを拡張し、他社携帯電話やPCから送信された画像付きメールを受信できるようにすると発表した。またボーダフォン端末同士で「ムービー写メール」をやりとりする際にも、受信端末に合わせてフォーマットを自動変更する機能を提供する。
6月30日から実施する。申し込みや利用料金は必要ない。
携帯電話同士の写真付きメールのやりとりは、送受信可能なサイズや閲覧可能なフォーマットに制限があり、一部機種同士のやりとりが難しかった。従来からボーダフォン同士の画像付きメールについては、画像の自動変換機能を提供していたが(2004年7月28日の記事参照)、これを拡張することで他社からのメールにも対応する。
同様のサービスは、ドコモも2月から提供している(1月25日の記事参照)。
ムービー写メールについては、「端末の世代によって、送受信できる容量に制限があった」(ボーダフォン)問題を解決する。例えば、初めてMPEG-4形式のムービー写メールに対応した「J-SH53」は送受信サイズが30Kバイト。最新3G端末は300Kバイトの送受信が可能なため、古い機種にムービー写メールを送信した場合、受信ができなかった。
※初出で、ボーダフォンの最新3G端末がメールでやりとりできる容量が誤っておりました。正しくは300Kバイトです。お詫びし、訂正させて頂きます。
今回、サーバ側で受信側の端末を判別し、受け取れるサイズにMPEG-4ファイルを変換することで対応する。画像形式は「J-SH53」以降が対応するMPEG-4形式のムービー写メールのみ変換可能。初期ムービー写メール端末が採用していた「Nancyフォーマット」への変換および、Nancyフォーマットのサイズ変換は行わない。また、MPEG-4動画再生に対応していない機種では、複数の静止画へ変換される。
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