“P”の逆襲――「V501SH」が上昇、「W31T」は?:携帯販売ランキング(7月4日〜7月10日)
ドコモランキングで、パナソニック モバイル端末の逆襲が見られた。ボーダフォンランキングでは「V501SH」が順調に順位を上げている。
先週は、auからは「A5512CA」がリリースされた。またボーダフォンからは関東・甲信の地域限定とはいえ、話題の“着ぐるみケータイ”こと「V501T」が登場している。ランキングに顔を出せるか。
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ドコモは、2週連続トップだった「N901iS」が首位から陥落した。代わってトップに立ったのは、やはり“N”端末のライバルである“P”端末。それもハイエンドの「P901i」や「P901iS」でなく、比較的エントリーモデルの「P700i」(右写真)だった。
以下、2位も3位もP端末で2週ぶりに「1、2、3フィニッシュ」の再現となった(6月24日の記事参照)。パナソニック モバイルが逆襲に成功した、という構図だ。
auは、1位〜5位が先週と変わらず。「A5509T」はこれで10週連続トップと、このところauの「トップ人気端末」の座を確立している。非WINのフレンドリーデザイン端末で、130万画素カメラを搭載。セキュリティ面を強化した点が特徴だが(1月20日の記事参照)、こうした端末コンセプトが受け入れられたようだ。
3位の「W31T」(左写真)は、先週初登場でいきなり3位につけた東芝製の薄型端末。今週は、今一歩順位を上げられなかった。なお、コンパクトデザインで128万画素カメラを搭載したA5512CAは、残念ながらランクインできなかった。
ツーカーのランキングは、いつも通りといったところ。1位は「ツーカーS」(右写真)で、昨年末以来ずっと1位(2004年12月3日の記事参照)。このまま目立った新機種がないようだと、1年連続トップ――ということまでありそうだ。
2位の「TT32」も先週と同じ。以下細かく順位は変動しているが、顔ぶれ自体は10位のプリケーセット対応「TK31」を除いて、先週と同じままだ。
ボーダフォンは今週も1位「V603SH」2位「V603T」で、PDC端末が上位を占めている。その下を見ると、先週初登場7位だった「V501SH」(左写真)が順位を上げて5位に入った。機能面でハイエンドでないが、好調な売れ行きだ。
着ぐるみケータイ「V501T」は、トップ10入りならず。さすがに関東・甲信エリアのみの販売で、発売後2日ぶんの販売成績しか反映されないという悪条件では、ランクインは難しかったようだ。
今週も新機種が出ている。7月15日には、auのハイエンドWIN端末「W32SA」が全国で店頭に並んだ。アナログテレビ付き、FMラジオ搭載でFMトランスミッター機能対応と多機能端末だが、初登場ランク入りできるか。
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