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サクサク使えるがマクロに疑問――W31Tケータイカメラ画質研究ラボ(1/5 ページ)

東芝端末おなじみのCMOSセンサーではなく、CCDを採用したW31T。カメラ機能はシンプルだし、けっこうサクサクと使えるのだが、マクロ機能にひっかかった。

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 236万画素のカメラを内蔵しながら、薄くて滑らかでコンパクトなボディというのが「W31T」の特徴(6月29日の記事参照)。最近は、カメラの小型化もずいぶん進んだものである。でも、それとクオリティや機能の実現はまた別の話だ。

 W31Tのカメラは液晶ディスプレイ裏のヒンジ近くというオーソドックスな場所に搭載されており、撮像素子は200万画素のCCDを採用している。東芝はここのところずっとCMOSセンサーを採用してきたが(7月12日の記事参照)、W31Tでは一転してCCDの採用となった。どのくらいの写りを実現しているだろうか。

撮影機能はシンプル、特徴的な機能も

 W31Tのカメラは、AFはなく固定式フォーカスだ。メインディスプレイでも、背面のサブディスプレイでも撮影時のファインダー代わりに使うことができる。

 閉じているときは側面のマナーキーとアプリキーを使ってカメラモードを起動させられるが、それはいきなり自分撮りをしたいようなとき。普段はボディを開き、カメラキーを使ってカメラを起動する。


サブディスプレイは自分撮り用にも使える。サブディスプレイとサイドのボタンで写真を起動して撮影することもできる

ディスプレイはQVGA。ボタンは大きくて押しやすく、左上にカメラボタンがある

 カメラモードの起動は高速で、約2秒弱。画像サイズはフォトメール(120×160ピクセル)、壁紙(240×320ピクセル:QVGA)、VGA、SXGA、UXGAと5種類。VGA以上では横向きでの記録になるので、端末を90度傾けて横に持って撮影することになる。このとき、画像サイズや残り撮影枚数など一部の情報は横位置画面用に表示されるので分かりやすい。もっとも、それ以外の表示は縦位置のまま。メニューも操作ガイドも縦位置で表示される。

 シャッターはセンターキーか側面のアプリキー。固定フォーカスなので、押したら即撮影だ。撮影機能はシンプルだが、いくつか特徴的な個所がある。


側面のアプリボタンはシャッターにもなる
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