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サクサク使えるがマクロに疑問――W31Tケータイカメラ画質研究ラボ(2/5 ページ)

東芝端末おなじみのCMOSセンサーではなく、CCDを採用したW31T。カメラ機能はシンプルだし、けっこうサクサクと使えるのだが、マクロ機能にひっかかった。

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 まずはカメラ設定の「色調調整」。色調に「標準」「あざやか」「あっさり」の3通りが用意されている。効果はあとで検証しよう。

 2番目はナイトモード。暗いときに有効なモードだが、これに「ナイトモード」と「ナイトモード(ローノイズ)」の2種類が用意されている。効果は簡単にいえば、暗いところで増感して撮影すると絵がノイズだらけになるが、ローノイズモードにするとノイズ低減処理が行われ、きれいになる。でもその分撮影に時間はかかる。


VGA以上のときはこのように横位置撮影用の画面になるので、本来は横に持って使う。でもメニューは縦表示

メニューから撮影モードや画質などを選ぶ。ファインダー切替はメインディスプレイとサブディスプレイの切替

メニューの2ページ目にユニークな機能が。カメラ設定からは色調補正機能などを呼び出せる。ナイトモードにはローノイズ機能がある

 3番目は「マクロモード」だ。ボディにマクロ切替スイッチはなく、本体上でソフトキーを押すとマクロモードになるのだが、実はこれ、正式な「マクロモード」ではないのである。いわば「疑似マクロ」なのだ。

 具体的には、マクロモードにすると絞りを切り替えて被写界深度を深くし、ピントの合う範囲を広くするのである。よって、W31Tのマクロモードは手前にピントが合うのではなく、手前から遠景まで全体にピントが合うと同時に、絞り値が大きくなることで暗くなりシャッタースピードが極端に遅くなる。つまり手ぶれに注意、なのだ。室内など暗めの場所でマクロモードで撮るときは、よほど慎重にならねばならない。なんとも無理のある実装をしたもんだと思う。

 では実際の写りを見てみよう。


miniSDカードは本体下部のあごの部分にある。ちなみに接続コネクタは側面

屋外編

 晴天下で黄色い象の滑り台を撮影。

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