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ドコモ、迷惑メールの問い合わせが激減
NTTドコモは、同社の迷惑メール対策が一定の成果を上げたとする資料を公開した。ユーザーの迷惑メールへの問い合わせ件数も、減少しているという。
NTTドコモは、同社が講じてきた迷惑メール対策が一定の成果を上げたとする資料を公開した。ユーザーの迷惑メールへの問い合わせ件数は、2001年6月と比べて約92%減少したという。
同社がWeb上で公開した「迷惑メール撲滅に向けた取り組みと現状について」と題するPDFによれば、2001年中頃、迷惑メール全般に関する問い合わせ件数は、1カ月あたり14万件を超えていた。しかし2005年6月の問い合わせ件数は、1万1900件に。
「迷惑メール問題深刻化前の水準まで減少した」(ドコモ)
2001年9月時点では、迷惑メール業者がどのアドレスが有効か把握するためにランダムに送信する「アドレス開拓」メールが1日8億通あった(2001年11月6日の記事参照)。しかし2005年6月時点では、こうした目的と考えられるメールは1日700万通にまで減少したという。
同社は2003年から契約約款に基づいて回線の利用停止措置を行っているが、停止回線数は6月末現在で6674に上る。同社はまた、キャリア別に実施したユーザーアンケートで「過去3カ月間全く迷惑メールが届いていない」と答えるユーザーが約70%だったとアピールしている。
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