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京セラ、「京ぽん」を商標出願していた
京セラが、同社製PHSの呼称「京ぽん」を商標出願していたことが分かった。「この愛称を、みなさんに使い続けてもらえるよう出願した」(京セラ広報)
京セラが、同社製AIR-EDGE PHONE端末を指す呼称「京ぽん」を商標出願していたことが分かった。4月4日付けで出願されており、出願番号は2005-29280。
京ぽんは、一般ユーザーが使い始めてネット上で広がった言葉。日本無線製の初代AIR-EDGE PHONE(当時はAirH"PHONE)が発売された際、「えあえじほん」→「あじほん」→「あじぽん」と呼ばれ始め、その後発売された京セラ製AIR-EDGE PHONEが「京セラのあじぽん」つまり「京ぽん」と呼ばれるようになったとされる。
京セラ広報によれば「調べたところ誰も商標登録していないようなので、この愛称を、みなさんにそのまま使い続けてもらえるように出願した。商標登録後も、今までのように使ってほしい」。言葉自体を独占するつもりは、全くないという。
なお、京ぽんという名称の端末をリリースする予定もない、とのことだった。
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