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130万画素にレベルアップ、ただし青空が苦手〜WX310K荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/2 ページ)

初代京ぽんこと「AH-K3001V」よりも、大幅に画素数を向上させた「WX310K」。写りはどう変わっているのだろう。

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 ノイズが抑えられて、それなりの写りになるのがわかるはずだ。

 ナイトモード作例をもうひとつ。

 かなり暗い古民家で炊かれていたいろりを撮ったものだ。ノイズは全体に浮いているが、なんとか撮れた。

撮速メールはかなり使えそう

 ここからは、製品の使い勝手の話。WX310Kは固定フォーカスで、マクロモードで撮りたい場合は側面のスイッチで切り替える。

 カメラを起動する専用のボタンは特になく、メニューから「カメラ」→「撮影」と選ぶとカメラが起動する。

 起動には約5秒。ちょっと遅い。


側面にマクロ切り替えスイッチがある
Photo
(左)メニューの下から2番目にカメラがあり、その下の「撮影」を実行してカメラを起動する。あまりカメラ機能は重視されてないのか、って位置だ(右)シンプルなメニュー。撮影シーンはホワイトバランス設定機能と思えばいい

 画像はSXGAとVGAモード時は横位置で、QVGA以下では縦位置で撮影されるが、画面には小さなアイコンで示されるだけで、それ以外は縦位置表示なので注意が必要だ。

 便利なのは「撮速メール」機能。あらかじめ登録しておいたメールアドレスに撮った写真を即座に送れる機能で、VGA以下のサイズで利用できる。文字通り、本文入力やタイトル入力、宛先入力すべてを省略してすぐ送れるので、相手が決まっているときや、自分のブログ、SNSにさっと写真を送りたいときに使うと楽チンだ。

 撮影機能は非常にシンプル。ナイトモード、撮影ライト点灯、明るさ調整以外はフルオートでさくっと撮るカメラと思っていい。ナイトモード時は画面がより明るくなるので、構図の確認もしやすい。ちょっと暗いと思ったらナイトモードにするのがいいかもしれない。


撮影時の画面(ナイトモードにしてライトを点灯してある)。「0」キーを押すと全画面モードになるが、全画面にしなくてもこれなら普通に構図確認が可能だ。画面は縦位置だがVGA以上は横位置画像として記録される

 撮影時間は、SXGAのFINEだとかなりかかる。撮影して保存メニューが出るまで7秒で、miniSDカードへの保存は12秒だ。これはちょっと辛い。ただしQVGAだとそれぞれ1〜2秒なので、高解像度で撮るときのみ注意という感じか。

 再生も速いとはいえず、miniSDから再生を実行するとサムネイル付のリストが4行分表示されるが、SXGAの画像だとサムネイルが4つとも表示されるのに30秒弱。さらに再生させると展開に13秒かかる。つまるところ、130万画素にはなったけれども、それ以外の画質面や処理速度面では大きな進歩は見られない。この辺りはちょっと残念。

 WX310Kはインターネットに強いため、撮った写真をブログに送って、その場でOperaで出来を確認する……なんて使い方もできる。そうしたことを考えれば、カメラにはもっと期待したかったと思う。

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