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これは絵空事ではない〜イー・アクセスが解説する「新型モック」(1/2 ページ)

イー・モバイルが考える「将来の携帯」が、秋葉原で展示されている。担当者の解説付きで、実物を見てきた。

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 イー・アクセスの移動体事業を担当するイー・モバイルが、携帯電話の新型コンセプトモデル4機種をヨドバシカメラマルチメディアAkiba店で公開している。いずれも新奇性のあるデザインを備えたものだ。

 それぞれどんなコンセプトで、どんな機能を想定したものなのか。ヨドバシAkiba店で、イー・モバイル執行役員事業開発担当の諸橋知雄氏に聞いた。

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ヨドバシAkiba店1Fの入り口を入ってすぐのところに、イー・モバイルのコーナーが設置されている。
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イー・モバイル執行役員事業開発担当の諸橋氏

その1・ワンセグ対応モデル

 まず目をひくのが、移動体向け地上デジタル放送「ワンセグ」に対応したモデルだ。横長のディスプレイに番組を表示させるスタイルで、電話帳などを表示させた画面に小さく番組表示させることもできる様子。ダイヤルキーなどを省略したインタフェースになっているが、これはタッチパネルでの操作を前提としたもののようだ。

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ワンセグ対応端末。カメラも搭載している
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ディスプレイはタッチパネルになっている。右側には、通話やメールに利用するとおぼしきショートカットキーが見える

 面白いのは、背面にアタッチメントが付いており、ここから長いケーブルが伸びていること。諸橋氏は、このケーブルはスタンドの代わりだと話す。室内や社内でこのように“とぐろを巻いた”状態で固定し、画面を視聴するイメージだという。ちなみにケーブルの先にはUSBコネクタが付いているが、これは給電用だと諸橋氏。「USBインタフェースにアダプタを付けて、シガーソケットから充電できるようにしてもいい」

 Bluetoothに対応しており、ワイヤレスイヤフォン代わりにBluetoothヘッドセットを装着することもできる。端末の右の方に見える細長い縦の穴がマイクになっており、その外側に点々と開いている穴はスピーカーだという。「穴は両側に配置されている。これによりステレオサウンドを実現する」

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このようにケーブルを巻くことで、端末が固定される
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Bluetoothヘッドセットと無線接続させられる

 サイズは50×105×17ミリ、重さは約120グラムと、ワンセグ対応端末ながら軽量化を図る。これもアピールポイントになるだろうと諸橋氏。また通信方式としてW-CDMAとHSDPAに対応しており、音声通話やテレビ電話が可能。

 「今回展示した端末はいずれも、メーカーとも話し合いながら技術的に可能かどうかの検証を行っている。単なる『絵空事』として作っているモックではない」

その2・スマート端末

 ワンセグ端末の隣にあるのが、“スリム&コンパクトモデル”“スマート端末”と呼ばれる機種だ。折りたたみ時で48×95×12ミリという薄さを実現するとうたっており、重さも約90グラムとコンパクト。確かにこのサイズを実現できれば“スマート端末”の名に恥じない。

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ワンセグ端末同様、スマート端末もタッチパネルを採用。
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回転2軸ヒンジを採用しており、ディスプレイを表にして折りたためる
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端末背面。すっきりとしたデザインだ

 諸橋氏は「できるだけ薄く、軽く、スタイリッシュにと考えたモデルだ」とコメント。ダイヤルキーの形状も、デザイン性を重視しているとうたう。やはり背面にカメラを搭載しており、音声通話のほかにW-CDMA/HSDPAを利用してのテレビ電話や、データ通信が可能になっている。

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