NTTドコモは3月1日から、FOMAのパケット定額サービス「パケ・ホーダイ」を全料金プランで適用可能にする。従来は、一部の高額料金プランにしかパケ・ホーダイを組み合わせることができなかった。
これにより、例えば月額3780円の「タイプSS」に月額4095円のパケ・ホーダイを組み合わせて利用することが可能。「ファミリー割引といちねん割引を適用すれば、月額6195円でパケット定額にすることもできる」(NTTドコモ)
新たにパケ・ホーダイを適用できるようになったプランは下表のとおり。2月20日から申し込み受付を開始する。
拡大前 | 拡大後 |
タイプM/L/LL、タイプビジネス | タイプSS/S、タイプリミット、タイプビジネスファミ割ワイド/ファミリーワイド、ファミ割ワイドリミット/ファミリーワイドリミット |
「ネットワーク負荷の見通しが立った」
1月31日の記者会見(1月31日の記事参照)で中村維夫社長は、定額サービスを開始するにあたって「ネットワークへの負荷がどれくらい増えるか、予測できない部分があったため、当初は適用できる料金プランを限定していた」と話した。しかし「対象を全ユーザーに拡大しても問題ないとの見通しが立ったため」すべての料金プランでパケ・ホーダイを利用できるようにしたという。
ドコモはパケ・ホーダイの導入によって、iモード利用が少ないユーザーのARPU底上げ効果やリテンション(顧客維持)効果、チャーン・イン(移り気なユーザーの獲得)効果が見込めるとしており、幅広いユーザーに訴求していく。
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