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NVIDIA、携帯向けGPU「GoForce 5500」発表
「Quake III Arenaなどのゲーム機並のゲームをハンドヘルド機器で実現する」とうたう、携帯向けGPUが登場する。搭載機器はクリスマスシーズンまでに発売となる見込み。
米NVIDIAは2月13日、携帯電話向けグラフィックスチップ「GoForce 5500」を発表した。同チップを搭載した携帯電話は2006年クリスマスシーズンまでに発売される見込みだ。
GoForce 5500は、D1解像度までのH.264、WMV9、MPEG-4ビデオを秒間30フレームで再生可能。DVB-H、ISDB-T(日本の地上デジタル放送)、DMBを含む主要モバイルテレビ規格にも対応している。音声処理プロセッサも内蔵しており、クロスフェードおよびマルチストリーム技術をサポートする。
従来世代の3倍にあたる3D描画性能を持ち、「Quake III Arenaなどのゲーム機並のゲームをハンドヘルド機器で実現する」(NVIDIA)としている。カメラ撮影の処理にも対応しており、最大10メガピクセルまでの解像度に対応した。
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