もっさり感はどうなった?──「D902iS」:夏モデルの“ここ”が知りたい「D902iS」編(1)
回転する十字キー、「スピードセレクター」の搭載で、大画面が使いやすくなったとうたう「D902iS」。読者からの質問で多かったのは「もっさり感」が解消されたかどうかだ。
質問:もっさり感は改善されましたか?
「D902iS」への質問で圧倒的に多かったのが、「もっさり感」(2005年6月の記事参照)が解消されたのかどうかを問うものだ。「D902i」(記事一覧参照)ユーザーの吉岡記者が発表会場で試してみたところ、前モデルのD902iと比べて、メニューボタンを押した後のメニューの起動や、新規メール立ち上げ時のレスポンスがワンテンポ速くなっている印象だという。
ほかにもカメラの起動や、オートフォーカスでピントが合うまでの時間がより速くなっていたように感じたと話している。
またサードパーティ製のフルブラウザアプリ(jig.jpのjigブラウザ)をインストールして動作を確認してみたところ、スクロール速度の向上が見られた。リアルタイムOSを採用したムーバのようなサクサク感ではないものの、前モデルからはレスポンスが改善されていると見ていいだろう。なお、チップがOMAP2に変更されたかどうかは明らかにされていない。
操作に対するレスポンスは、どうしても主観的な見方になってしまう。最終的な判断は、店頭の可動モックを試すなどして確認してほしい。
質問:miniSDカードスロットはどこにあるのでしょうか。
miniSDカードスロットは、本体左側面の底面付近に装備されている。D902iの右側面からは移動したことになる。
質問:着信ランプはどこにありますか?
前モデルのD902iではメイン液晶の上部にあった着信ランプ。D902iSでは光る決定キーがその役割を果たしている。通話やメールの着信時、不在着信を知らせるライトの点滅、FeliCaリーダーに近づけたときの点滅など、前モデルの着信ランプで可能だったことは、ほぼ対応しているようだ。
質問:バイブレーターはD901iやD902iと同じモーターっぽい感じですか?
D902iSのバイブレーターは、「D901i」(2005年2月の記事参照)やD902iと同様のキュイーン、キュイーンというモーター音だ。「D901iS」で少し控えめな音に変わっていたが(2005年6月の記事参照)、D902iSは着信すればまず気が付くレベルの振動と音になっている。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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