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ドコモ関西、京都の史跡・嵐山に届出なしで電波塔建設
ドコモ関西が、史跡名勝の地域である京都府嵐山に無断で携帯用の鉄塔を建てていたことが分かった。必要な手続きをとった後、移設する。
NTTドコモ関西が、史跡名勝の地域にあたる京都府嵐山に無断で携帯用の鉄塔を建てていたことが分かった。必要な届出をしていなかったという。
ドコモ関西によれば、当該の鉄塔工事は1999年に行ったもの。「嵐山で工事をするには文化財保護法に基づき所定の届出が必要だったが、これを済ませていなかった。当時の詳細な資料が残っていないので、どうしてそうなったか分からないが、今後は必要な手続きを踏んだ上で基地局の移設を考えている」(ドコモ関西)
ドコモ関西は以前にも、無届けの基地局工事を行い大阪府池田市の古墳を破壊したことがある(2005年6月16日の記事参照)。ドコモ関西によれば、今回の届け出ミスはその時の手違いとは異なるものだという。
「大阪府の古墳の件を受けて、法律遵守の取り組みを強化した。今回はアンテナの追加工事を行おうとしたが、チェックをしたところ過去に届出の不備があることが分かったということ」。ドコモ関西では今後も、過去に似た事例がないか調査を進めるとしている。
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