夏モデルを触って試せる──新端末で賑わうドコモブース:ワイヤレスジャパン2006
702ixシリーズやN902iX HIGH-SPEED、法人向けに提供するWindows Mobile端末「hTc Z」など、一般向けに初披露された端末が目白押しのドコモブース。見どころをチェックした。
ドコモブースは、一般向けに初披露された新端末のタッチアンドトライコーナーが賑わっている。発表会ではモックアップのみが展示されたHSDPA端末「N902iX HIGH-SPEED」「M2501 HIGH-SPEED」が各種機能を試せる状態で登場したほか、今夏以降発売される702ixシリーズ、法人向けのフルキーボード付きWindows Mobile端末「hTc Z」を手にとって試すことができる。ただモトローラ製の「M702iG」と「M702iS」はモックのみの展示となっている。
骨伝導レシーバーや燃料電池の充電器、アルコールチェッカーも
端末以外にも見どころは多い。出展を予告していた骨伝導レシーバーマイク「Sound Leaf」(7月18日の記事参照)や、燃料電池を利用したFOMA用小型充電器(7月14日の記事参照)のほか、遠隔操作でドライバーが飲酒していないことをチェックするシステム(6月15日の記事参照)も展示している。
「FOMA AVユニット」がLAN対応に
FOMA経由で家電を遠隔制御できるようにする「AVユニット」(2005年7月の記事参照)は、LAN対応のバージョンが新たに開発された。今秋にもサンプル出荷を開始するとしている。
AVユニットは、ロボットや監視カメラ、家電などに組み込むことで、遠隔地からFOMA経由で各種操作を行えるようにするもの。ドコモはAVユニットを使った製品の開発をサポートするプログラムを実施しており、今では参加メーカーが250社を超えたという。AVユニットを採用した製品も増えつつあり、今秋には自宅のインターフォンを鳴らした来客にFOMAで対応できる製品も登場する。
新たなFOMA AVユニットでは、ニーズが高かったLANのインタフェースをボード上に装備。AV機器を接続したサービスを展開しやすくするための、ビデオエンコーダやデコーダもボード上に搭載しながら、サイズは従来のAVユニットと同等の名刺サイズに抑えている。
関連記事
- 進化した骨伝導“受話器”、ドコモの「Sound Leaf」を試す
かつてツーカー製の端末で話題になった“骨伝導”。このたびドコモでもオプション品として平型イヤフォンマイク端子に接続する形態で登場する。 - ドコモ、名刺サイズの「FOMA AVユニット」を開発
ロボットや監視カメラなどに組み込めば、遠隔地からFOMAを使って映像の送受信や操作が可能になる。サイズは名刺サイズ、価格は1万円程度を想定している。 - 外から家電を操作する、FOMAの“何でもアダプタ”
外出先からFOMAをリモコンにして、テレビを見たり、クーラーを入れたり、ペットにえさをやったり──。ドコモは携帯電話とモノの連携を一歩進めるコントローラを開発した。 - 特集:ワイヤレスジャパン2006
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.