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ウィルコム、2.5GHz帯で次世代PHSの実験を開始
ウィルコムが、2.5GHz帯を使った次世代PHSの開発・導入に向けた実証実験を行うための無線局実験免許を取得した。OFDMシステムの伝送実験などを行う。
ウィルコムは8月1日、2.5GHz帯を利用する次世代PHSシステムの実験免許を取得した。2006年8月上旬から1年間をめどに実験を行うとし、虎ノ門地域のビルと郊外にそれぞれ1カ所、アンテナと基地局実験設備を設置する。
ウィルコムでは、通信速度20Mbps超の次世代PHSを2010年頃をめどに実用化する計画(1月27日の記事参照)。実験免許の取得を受け、2.5GHz帯でのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)システムの伝送実験や、複数のアンテナを使って電波に指向性を持たせ、端末により強い信号を送れるアダプティブアレイアンテナの性能評価を実施する。また、次世代PHSシステムにMIMO(用語参照)を採用した場合の性能評価も行うとしている。
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