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ドコモ夏野氏「Napsterが成功しないと私のクビが……」
Napsterの発表会にNTTドコモ執行役員の夏野氏がビデオメッセージを寄せ、「ドコモの音楽戦略はけっこうNapsterに依存している」と期待を語った。
定額制で音楽配信を始めるナップスタージャパンが10月3日開いた発表会に、NTTドコモ執行役員の夏野剛氏がビデオメッセージを寄せた。夏野氏は「ドコモの音楽戦略はけっこうナップスターに依存している。成功しないと私のクビが危うい」と冗談めかしつつ、新サービスに期待を込めていた(関連記事参照)。
新サービスのうち、3台までの携帯プレーヤーに転送が可能な「Napster To Go」を利用するには、Windows Media DRM10 for Portable Devicesに対応した機器が必要。携帯電話では、当初は富士通製のFOMA端末「F902iS」のみとなる。
夏野氏はビデオメッセージ中、「90……、言っちゃいけない次の機種で対応していく」と話した。近く発表されるとみられる「903i」シリーズではNapster対応が拡大しそうだ。
ナップスタージャパンは、タワーレコードと米Napsterらが合弁で設立した。NTTドコモはタワーレコードの筆頭株主。
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