au初のシャープ端末、気になるカメラ機能のできは?──「W41SH」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)
au初のシャープ製端末、それが「W41SH」だ。カメラ機能のよさに定評があるシャープ端末だけに、W41SHのカメラ機能はどのくらいのできなのだろうか。
auにもとうとうシャープ製端末がやってきた。それが「W41SH」である。
シャープ製端末といえば期待されるのがカメラ性能。ただし、W41SHはハイエンドではなく、スタンダードクラスという位置付けとなっているようで、カメラも200万画素のCMOSセンサー、かつパンフォーカスタイプである。
では実際に使ってみよう。
使い方は2通り。1つは普通にディスプレイを開いてケータイスタイルで撮る方法だ。この場合はメニューから「カメラ」を選ぶか、側面の[カメラ]キーの長押しで撮影モードになる。
もう1つはサブディスプレイを使った撮影。ディスプレイを閉じたまま側面の[カメラ]キーを長押しすると、そのままデジカメスタイルで撮影できるようになっている。
デジカメスタイルで撮る場合、側面のボタンがズーム操作用となる。しかし2Mモード時などでデジタルズームが使えないときは、単なるお飾りボタンとなってしまう。撮影補助用ライトのオン/オフくらいできるようにしてほしかった。
なお、VGA以上の解像度で撮影する場合は自動的に画像が横位置で記録される。そのため、高い解像度で撮るならサブディスプレイを使ったデジカメスタイルの方が撮りやすい。同時期に登場したドコモの「SH903i」(レビュー参照)のようにディスプレイを開いて撮れば縦位置で、閉じて撮れば横位置と、記録方向を変えてくれるような仕組みがあるとうれしかったのだが、それは次のモデルに期待……というところか。
撮影機能はシンプルだ。撮影サイズは7種類用(メインディスプレイが2.6インチのワイド液晶なので、240×400ピクセルや1600×960ピクセルというようなワイドサイズがある)、シーンセレクトは3種類(+オート)、ホワイトバランスは4種類(+オート)。撮影時の機能はほぼそのくらいである。
なお、簡単に必要な機能をまとめてセットできる「カンタン設定」機能も用意する。これは、撮影サイズから保存先までまとめてセットできるもので、すごくラク。もともとの機能が少ないため、カンタン設定があることだけ覚えておけば([メール]キーがショートカットとなっていてすぐ呼び出せる)いいくらいだ。
機能がシンプルであることもあり、動作はきびきびとしている。記録時間は、2Mモード/ファインの写真をminiSDカードに記録するという設定で3秒弱、自動保存をオンにすると約4秒。けっこう気持ちよく撮れる。
細かいことだが、画面に補助線(中央部に十字+枠)が表示されるのも便利。構図やアングルを決めやすくしてくれるのでこれはオンにしておきたいところだ。
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