「P903i」がこだわった“903i最速&長時間”、そして“P”端末の今後:開発陣に聞く「P903i」(3/3 ページ)
カスジャケ&ワンプッシュオープン──“P”端末らしい特徴を引き継いだ「P903i」。しかし「全面一新」といえるほどハード/ソフトの両面を進化させていた。何が変わったのか、どんな工夫をしたのか。パナソニック モバイルのP903i開発チームに話を聞いた。
今後の“P”はどうなる?
ITmedia さて、P903iが発売されて1カ月ほど経ちましたが手応えはいかがですか。
商品企画 佐藤恭子氏(以下、佐藤氏) 弊社のユーザーアンケートなどから購入ユーザーの満足度はなかなか高いという結果が出ており、手応えは感じています。
しかし、購入前のユーザーはちょっと「?」がある部分があるとも聞いています。例えば、形があまり変わっていない/ちょっと大きいね/重いねとか、なぜ4色展開でないの? などです(注:P903iは3色展開、そのほかの903iシリーズは4色展開)。
ITmedia なるほど。確かに先の話から、P903iはどちらかというと携帯としての基本機能を含めて内面を進化させたという印象です。
伊藤氏 P903iは、P902iシリーズからの正常進化形ということになります。従来機種の不満点を改善し「より高性能」を目指しました。
ITmedia では次以降のモデルはどうなっていくのでしょう。
伊藤氏 目新しさを演出するには、外観デザインの工夫も必要です。しかし、現在“P”端末で好評を得ているワンプッシュオープン機構は、安易には外せないと思っています。
それが外観に「変化がない」と見えてしまう要因の1つにもなっているかもしれません。そのバランスを取りながらどう進化させていくのかが今後の重要なテーマです。
佐藤氏 カスジャケや“光り”の演出も大切なアイデンティティです。“遊び心”の要素はどのような形であれ、もちろん引き続き搭載していきたいと思います。
関連記事
- 唯一の“あんしんキー”対応機、メガiアプリ版DC FFVIIをプリイン──「P903i」
パナソニック モバイル製の「P903i」は冬モデルで唯一、SPC技術を使った「あんしんキー」に対応した端末。Bluetooth、着うたフルなどの機能を引き続き搭載し、音楽の連続再生時間は冬モデル最長の最大72時間。 - “もっさり”してる?
- カスジャケ、流用できる?
- 入力しやすい?
- iTunesで保存した音楽は再生できる?──「P903i」
- 写真で解説する「P903i」
Bluetooth/ミュージックプレーヤー/カスジャケなどP902iシリーズの機能を受け継ぎつつ、音楽再生時間の延長、最大20Mバイトの動画コンテンツを利用可能とするなどの進化を遂げた「P903i」。そして903iシリーズで唯一搭載する「あんしんキー」機能のほか、メガアプリ「DC FFVII」をプリインストールするなど魅力も多い端末だ。 - GPS、3Gローミング、WMA、ワンセグ、HSDPA──ドコモの冬モデル14機種
ドコモが903iシリーズ6モデルとHSDPA対応機2モデル、ワンセグ対応機3モデル、SIMPURE 2モデル、ビジネス携帯1モデルの14機種を発表。903iシリーズは全機種がGPS・着うたフル、3Gローミングに対応する。 - 先着5万人着うたフル、抽選1万人Bluetoothレシーバーなど──「P903i」発売記念キャンペーン
11月1日発売の「P903i」購入ユーザー向けに、microSDやBluetoothレシーバーを総計1万5000人に、そして先着5万人に9000曲以上の中から好きな着うたフルデータがもらえる発売記念キャンペーンが行われる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.