写真で解説する「W51SA」(2/2 ページ)
「W51SA」は三洋電機のワンセグケータイ最新モデル。ワンセグや着うたフルなど、さまざまなコンテンツを1Gバイトの大容量内蔵メモリーに保存できるのが特徴だ。
ワンセグが最長5時間録画できる1Gバイトの大容量内蔵メモリ
ワンセグの機能そのものは、前作W43SAから大きくは変わっていないようだ。W43SAでは、連続視聴時間が約4時間40分と、2006年秋冬モデルの中では最長を誇っていたが、今回は約5時間5分にとどまり、約5時間30分を実現した「W51CA」の後塵を拝すことになった。ただし、5時間を超える連続視聴時間は十分に長い部類に属する。視聴時間が延びたのは、ワンセグ用チップの省電力化と高効率化の効果だという。
内蔵メモリは、さまざまなコンテンツを余裕を持って保存できる1Gバイトを用意した。1Gバイトあれば、ワンセグの録画なら最長約5時間(約3.0Mバイト/分の場合)、EZ「着うたフル」の保存なら最大約650曲(約1.5Mバイト/曲の場合)、VGAサイズのムービーの撮影であれば最長約100分×2件に相当するサイズだ。これに加えて最大2GバイトのmicroSDが使用でき、いずれもマスストレージを利用してパソコンとデータのやり取りができる。
また、「EZ・FM」のFMラジオ機能もW43SAから踏襲。本体に連続120分の録音が可能で、ロッドアンテナを持つためイヤフォンアンテナを使う必要がなく、スピーカーで音楽を楽しめる。さらにこの逆の機能として、「W32SA」以来約2年ぶりとなる、FMトランスミッターを搭載。LISMOやSD-Audioなどの音声を、FM波を使って他のオーディオ機器に飛ばすことが可能だ。W51SAに入っているコンテンツの音声を、クルマなどのオーディオで楽しむこともできる。
また、新たにICレコーダー機能も搭載。ステレオで最大約24時間の録音ができる。音質やマイク感度の調整ができるなど、専用のICレコーダーに勝るとも劣らない機能を備えている。
前モデルのW43SAでは搭載が見送られた「EZ FeliCa」も搭載した。もちろん、他の機種同様、「auケータイクーポン」の利用も可能だ。また、「EZニュースフラッシュ」にも対応を果たした。「オープンアプリプレイヤー」や機能拡張を行った「PCサイトビューアー」機能も搭載している。
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