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ドコモとアクアフェアリー、協力体制を強化──携帯向け燃料電池の商用化に向け
NTTドコモと燃料電池の企画・開発などを行うアクアフェアリーは携帯向けPEFC型燃料電池の商用化に向け、共同開発体制・技術協力体制の強化を目的とする新たな基本合意書を締結した。
NTTドコモと、燃料電池の企画・開発・製造などを行うアクアフェアリーは2月6日、携帯電話用水素型燃料電池(PEFC)の共同開発体制および技術協力体制の強化を目的に、共同開発に関する新たな基本合意書を締結したと発表した。
両社は2006年7月にPEFC型燃料電池を利用したFOMA用の充電器を試作し、動作検証に成功。1〜2年後の商用化を目指すとしていた。
今回、開発プロセスや商用化時の役割などについての具体的な内容を新たな基本合意書に盛り込んだとし、早期の商用化に向けた開発の促進や技術協力の強化を図る考え。これに伴い、2006年9月に発表されたドコモからアクアフェアリーへの出資は、両社における研究開発や事業展開を広範なものとして確保するため、実施しないとした。
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