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10M/光学3倍カメラ、回転スティック型、大容量HDD──Samsung電子製端末、“スリム”+αの戦略(2/2 ページ)
ソフトバンクモバイル向けとして、本格的に日本参入を果たしたSamsung電子。“怒濤の”とも言えるその端末投入数と開発スピードなどが話題だが、今後国内向けとしてどのような端末を投入してくるのか、本国のSamsung電子 水原広報館で気になる端末がいくつも展示されている。
ディスプレイが回転する“ランドスケープビュー”スタイルを採用する「SCH-B540」。2MピクセルカメラとQVGA表示対応の2.15インチ液晶、通信衛星を利用して放送を視聴する、韓国のモバイルテレビ規格“Satellite DMB”に対応する。国内で発売されている“708SC”とほぼ同一形状の「SCH-B500」。スリムなスライドボディを採用し、ダイヤルキーが平面のシートキーを採用する
指2本ほどの細さのポータブルプレーヤー風の携帯「SPH-S4300」。ドコモのSO505iのようなイメージでディスプレイが回転する機構を備える。ディスプレイを閉じた時の印象は、携帯ではなくMP3ポータブルプレーヤーである。1Gバイトのフラッシュメモリを内蔵し、128×220ピクセル表示対応ディスプレイを搭載し、動画再生も行える。本体サイズは84.5(長さ)×29(幅)×21.5(厚さ)ミリ
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Windows Mobile 5.0搭載の薄型スマートフォン「SGH-i320」。GSM/GPRS/EDGE(900M/1800M/1900MHz)に対応し、1.3Mピクセルカメラ、QWERTYキーボード(Q、A、Zなど端のキーの配置は異なる)、Bluetoothを搭載。本体サイズは111(長さ)×59(幅)×11.5(厚さ)/重量95グラム(左)。華麗なカラーが特徴の「SGH-X520」。女性向けという位置付けで、128×160ピクセルの1.9インチディスプレイ、FMラジオなどを搭載し、そのカラーとスリム&スクエアなボディが特徴(右)
映画『マトリックス リローデッド』で使用された、液晶がスライドする近未来的デザインの端末。同じ端末が日本とアメリカでオークションにかけられ、約30万円ほどで落札されたという(左)。こちらは腕時計形の端末「SGH-S500」。GSM900/GSM1800に対応し、94×64ピクセル表示対応のディスプレイとBluetoothを搭載する(右)
同社の韓国における携帯電話ブランド“Anycall”のフラッグシップショップ「Anycallスタジオ」。端末のタッチ&トライコーナーやデザイン端末などを展示するギャラリーを用意し、契約・購入も可能。新規契約+購入(日本と同じ)、下取り付き買い換え、買い換えの価格が表示され、後者ほど価格が高くなる(機種にもよるが、買い換えで60万から70万ウォンの値がついていた)。買い換え時に、前の端末を下取りに出すと購入金額がやや安価になり、その端末は中古として流通する仕組み。国内キャリアのショップでもこういうやり方があってもいいと思う
DMB対応のSCH-B560(SK Telecomの場合。KTFはSCH-B5600、LG TelecomはSPH-B5650という型番になる)に、DMB受信用の外部アンテナ(端末の横に取り付ける、衛星携帯のそれのようなやや太いもの)とAV出力ケーブルを接続。プロジェクターで映像を投影、かつ外部スピーカーへ音声を出力し、“携帯ホームシアター”を行っているデモ。外部へワンセグ映像・音声を出せる機種(P903iTVなど)や保存してある動画データを外部出力できる機種もいくつか登場しているが、国内でもこういう使い方は流行するだろうか(左)。紫外線ライトを搭載した携帯用の卓上殺菌ボックスも展示。(もしかして、国内でも売っているのかもしれないが)携帯の表面には雑菌が多いという報道がなされたことがあったが、こういうのが卓上ホルダとして標準で付いてきたら少しうれしいかも(右)
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