ケーブルなしでもワンセグは見られるか?──「MEDIA SKIN」:「MEDIA SKIN」の“ここ”が知りたい(4)
au design projectの端末で、厚さ13.1ミリを実現しながら、ワンセグも標準搭載する「MEDIA SKIN」。はたしてそのワンセグ機能はどの程度“使える”のか。
au design project 6番目の端末として登場した「MEDIA SKIN」は、コンセプトモデルを極力忠実に再現し、約13.1ミリという薄型のボディを実現すると同時に、携帯電話としては初の26万色表示が可能なQVGAサイズの有機ELディスプレイを採用し、ワンセグも標準搭載するなど、その充実した基本機能に驚かされる。ロッドアンテナを搭載していないMEDIA SKINでどうやってワンセグを見るのか、録画機能はどういったものが用意されているのか、といった質問も多数寄せられた。
- →フリップを閉じたままでも操作できるか?
- →“スキン”や“フリップ”は外せる? 耐久性は?
- →テレビ音声、外部スピーカーから出せる?
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質問:ケーブルなしでもワンセグは見られるか?
厚さ13.1ミリのMEDIA SKINのボディには、他のワンセグ搭載端末のようなロッドアンテナが組み込まれていない。そして製品には約40センチほどの平型イヤフォン変換ケーブルが付属している。製品情報のページやカタログには「ワンセグの視聴には、付属の丸型イヤホンジャック変換アダプタの本体への接続が必要です」との注意書きもある。そのため本当に変換アダプタなしではワンセグが視聴できないのか、という質問が寄せられた。
まず、端末に何も接続していない状態でワンセグを起動すると、屋外でもまったく画面が表示されなかった。やはり本体にアンテナは内蔵されていないようで、ケーブルなしでワンセグを視聴するのはあきらめるしかないようだ。
ちなみに付属の変換ケーブルでなくても、平型コネクタを備えたイヤフォンなどを接続しておけば視聴はできる。10センチほどの短い変換ケーブルでも、電波状態のいい場所では受信できた。ただ、あまりに短い変換ケーブルだけではやはり感度の面で心もとなく、映像が乱れやすかった。
質問:予約録画に対応しているか?
ワンセグ搭載機が増えてくると、やはり「視聴できる」だけでは満足できなくなるというもの。予約録画機能は全機種には搭載されていないため、MEDIA SKINは予約録画に対応しているのか問う質問も多かった。
MEDIA SKINでは、他のau端末同様「EZテレビ番組ガイド」が利用できるため、番組表から特定ジャンルの番組を検索したり、番組の詳細を取得したりできるほか、視聴予約(時間になるとアラームで知らせてくれる)機能なども用意されている。EZテレビに有料会員登録すれば、番組のスタートをメールで知らせる機能や出演タレント検索なども利用可能になる。
しかし、残念ながら予約録画機能は用意されていない。電子番組表から行えるのは、開始時刻の0〜60分前(5分間隔で調整可能)にアラームを鳴らすよう、スケジュールに登録することだけだ。
なお、au Media Tunerを利用して、視聴中の番組を録画することはできる。約65Mバイトある内蔵メモリかmicroSDのいずれかに録画でき、録画先はあらかじめ指定しておく。
録画するには縦画面表示にしてメニューを開く必要があり、録画中は画面表示を切り替えることができないため、録画中は常にメニューを開いた状態になる。また録画時間をあらかじめ指定するタイマー録画機能もないので、終了も手動で行う。なお、10分/20分/30分/45分/60分/120分で自動的にau Media Tunerを終了するオフタイマーを設定してから録画を開始すれば、オフタイマーと連動して録画は停止する。
質問:ワンセグは横画面で見られるのか?
MEDIA SKINでワンセグを視聴する場合に、画面を回転させて横向きに表示することは可能なのか、という質問も寄せられた。付属の充電台に本体を横向きにセットすることからも分かるとおり、ワンセグは横画面で視聴できる。
ワンセグの起動には、待受画面から「メニュー」→「テレビ/ラジオ」→「EZテレビ」→「EZテレビ(ワンセグ)」と、決定キーを4回押す必要がある。起動時はテレビ画面が上部に、チャンネル情報が下部に表示されるが、しばらく経つと下部はBMLブラウザに切り替わる。
画面表示を切り替えるには、チャンネル情報が下部に表示された状態で(BMLブラウザが表示されている場合は左上ソフトキーを一度押して)、発話キーを押せばいい。これで縦画面表示から横画面の全画面表示(4:3)に切り替わり、もう一度発話キーを押すとワイド画面になる。さらにもう一度発話キーを押すともとの縦画面に戻る。
なお4:3の全画面表示では表示がややぼやけた印象になる。字幕も画面の下部に入ってしまうので、ワイド画面にして下部に字幕を表示するモードの方が印象はよい。
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