“件名に絵文字”で手軽にメール装飾──「デコレ&絵文字デラックス」が機能アップ(2/2 ページ)
題名に絵文字やキーワードを入れて送信するだけで簡単にメールをデコレーションメールに変換できる「デコレ&絵文字デラックス」に、写真をFlashに加工したり、EZアバターの吹き出しでメッセージを表示する新機能が追加された。
もう1つの新機能であるアバターメールは、auのEZアバターと連携したサービスだ。ここではEZアバターサイトからダウンロードした自分のアバター画像をもとに、オリジナルのフラッシュデコレーションメールを作成できる。アバターメールの件名タグは[カメラの絵文字+女性の顔の顔絵文字]である。なお、このアバターメールではEZアバター機能と直接連携して、その時点のアバター画像を自動取得する機能はない。アバター画像はあらかじめユーザー自身で端末にダウンロードしておく必要がある。
「EZアバターと直接連携する方法も考えたのですが、それですと『その時のアバター』の姿しか送れません。しかしアバターユーザーのニーズだと、過去に着飾ったアバターの姿を取っておいてそれをメールで使いたいというものがあるのです。それで今回はユーザー自身がダウンロードしたアバター画像を合成する形にしました」(本郷氏)
誰でも使えるメール装飾サービスで、さらなる発展を目指す
デコレ&絵文字デラックスの有料会員は約50万人、無料会員は約80万人で、計130万人のユーザーが利用している。2006年9月からはオリジナルの絵文字やメールデコレーション関連のサービスに力を入れており、利用件数も順調に伸びているという。
「フラッシュデコレーションメールで月間平均30万件、デコレーションメールテンプレートでは月間平均40〜50万件の利用があります。(有料会員)1人が毎月1通程度を使っている計算ですね。4月からの機能追加をはじめ、今後もサービスの拡充することで、今後はこれを(1人が毎月)2通くらい使うようにしたい」(飯田氏)
一方、auでも端末側でデコレーションメールに対応したモデルが増えているが、デコレ&絵文字デラックスは機能や使いやすさなどで違いや優位性がある。そのためデコレ&絵文字デラックスと端末のデコレーションメール機能は「今後も共存していく関係になる」(飯田氏)という。特に件名への絵文字アイコン挿入だけでテンプレートが呼び出せる手軽さはユーザー層の拡大につながり、通常のデコレーションメールやデコメールとの差別化要因になるという。
メールの装飾は若年層・女性を中心に利用が広まる一方で、「ちょっと面倒くさい」と手を出しかねているユーザーも多いはずだ。そんな人にデコメ&絵文字デラックスのサービスは最適であり、4月からの機能追加でテンプレートながら凝った装飾もできるようになる。また相手のキャリア・対応機種も選ばないというのも、気を遣わなくていいのでありがたい。ヘビーユーザーからライトユーザーまで、auを使っている人は気軽にメールを“デコって”みてはどうだろうか。
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