「SH903i」「SH703i」に不具合、ソフト更新で対応
NTTドコモはシャープ製FOMA端末「SH903i」「SH703i」の電話番号検索などに不具合があるとアナウンスした。修正済みソフトによる端末のアップデートで対応する。
NTTドコモは4月9日、シャープ製FOMA端末「SH903i」「SH703i」の電話番号検索、SH703iの外部機器を使ったハンズフリーでの音声発着信に不具合があると発表した。問題を修正するためのソフトウェアアップデートを同日付で開始している。現在までにSH903iは122万台、SH703iは24万台を販売しており、このうち3月以降に出荷されたものはすでにアップデート済みだという。
SH903iとSH703iで発生する現象は、新規SMS作成の宛先入力時など、電話帳から行う電話番号検索において、電話番号を3件以上登録している電話帳データの“3件目の電話番号”を選択した際、電話帳の登録状態によって再起動がかかったり、待受画面に戻ってしまうというもの。電話帳検索画面で、1つの電話帳データに登録された電話番号を、1ページ目に1件、2ページ目に2件とまたがった状態で表示する場合にのみ発生する。
SH703iではこのほか、音声通話が相手側より終話した際に、カーナビやドコモ製の車載ハンズフリーキットなど外部機器へ接続した場合、外部機器を使ったハンズフリーでの音声発着信において、「カーナビでの音声発信ができなくなり、カーナビ機種によっては音声着信もできない場合がある」「ドコモ製の車載ハンズフリーキットでは音声の発着信ができなくなる」といった現象が発生する。
ソフトウェアの更新には、ダウンロードの時間を含めてSH903iが約6分から12分程度、SH703iが約20分程度かかり、その間は端末の機能は使用できなくなる。更新には快適に端末を利用するための更新も含まれており、必要なパケット通信料などは無料だ。
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