機能やスペック、カネ次第:PHS販売ランキング(4月9日〜4月15日)
新色投入効果か、最近調子のよい「9(nine)」は今回も首位を守れるか。それとも他機種が追い抜くか。実は……そんなウィルコムの販売ランキングより妄想をかき立ててしまう事柄が1つ。
順位 | 先週順位 | メーカー | 製品名 |
---|---|---|---|
1 | 1 | ケーイーエス | 9(nine)(WS009KE) |
2 | 2 | ネットインデックス | nico.(WS005IN) |
3 | 3 | 三洋電機 | WX310SA |
4 | 4 | 京セラ | WX300K |
5 | 5 | 京セラ | WX320K |
この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。 |
今回のウィルコム販売ランキングは、「9(nine)」を筆頭に順位の変動はなかった。9(nine)は連続首位記録を「3」に伸ばした。
さて、ウィルコムが「WILLCOM FORUM & EXPO 2007」で示したプラモフォンなどのSIM STYLEコンセプトモデルが、一時期自作PCに取り憑かれた筆者の妄想をかき立てている。
W-SIMは、アンテナを含めてPHSコアをモジュール化しているため“各種認定機関の認証が不要”であるという特徴がある。自作PCは、規格で定められたパーツ群、マザーボードやCPU、メモリモジュール、グラフィックスカード、ディスプレイ、ケーブル類などを別途用意し、組み立てることで、必要なスペックや予算にあわせて自由にPCを作れる楽しみがある。また、エプソンダイレクトなどの直販系PCメーカーでは、CPUはこれ、メモリとHDDは何Gバイト、ディスプレイは何インチなどと、ユーザーの好みでカスタムオーダーできる“BTO”スタイルも一般的だ。このSIM STYLEは、そんな“自作携帯”が作れるようになる可能性をなんとなく示唆している。強いて言うとW-SIMが、これがなければタダのナントカ、でも所持していれば流用できるということで、(Linuxなどの別OSもあるが)Windowsということになるのだろうか。
デザインやサイズ、色は自分の気の向くまま。機能やスペックは金次第。「あの端末、これがあればカンペキなのに。俺ならこんな端末に仕上げるのに」──そう思ったことがあるユーザーであれば“自作携帯”の妄想、ご理解いただけるはずだ。
ウィルコムの直販サイト「ウィルコムストア」で公開されている売れ筋ランキング(2007年4月20日現在)は以下の通り。
- 1位:W-ZERO3[es](WS007SHP)
- 2位:9(nine)
- 3位:AX420N
- 4位:WX310K
- 5位:AX520N
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